ただの暗君現パロと思うなかれ

掲載再開について本当にうれしく思います。

暗君のあの人たちを愛でつつ、
「ぼく」にはちょっぴりホラーでありつつ、
胃痛を催すたぐいのラブコメの読み味を全く損なわないながら、


意志とはなにか。
小説とはなにか。
小説を書くとはどういうことか。
何者でもなくただ在ることの痛みと価値について。


などなどの問題提起をこっそりはらみ、
わたしにはブッ刺さりつづけています。

さらには読んでいると世界と世界の境界さえ、
文字通り段々曖昧になっていきます。

これから青年になるあなたと、
青年のあなたと、

かつて青年だったあなたへ。おすすめです。