文鳥がささくれ食べるって知りませんでした。毛繕いのつもりで食べてしまうらしい。手荒い愛情表現。調べたところ、文鳥は慣れると求愛行動(ダンス? 歌?)もやってくれるらしい。かわいいですね
さて「文鳥 ささくれ」で検索した時点で、トリトモの術中に嵌まってしまったのかも。愛鳥家を増やしてしまう小説です
「見て、ささくれ」
「ヤバいじゃん。絶対毟られる」
こんな会話でも通じてしまう私らなのに、君の視線は心の通じない子に向いてる。
その告白は無謀だったんじゃないかな。
ファインダー越しの恋を追いかけて、少しカッコ悪くなって帰って来た君にモヤモヤ。
――おしどり夫婦なんか嘘なんだよ。鶴の方が。
鳥類の雑学を通して学ぶもどかしい想いは、映画みたいに劇的ではないけど、ちょっと抜けてて可愛さに溢れている。
トリトモ二人の恋はたぶんずっとこんなの。
いつか山歩きとかしたりするようになるのかな。「あのトリは」って言い続けながら続く二人の旅は、実はポテンシャルが大きいんだろう。
「好き」なんて言えないうちに、お互いが誰より大切になってしまいそうでもある
鳥を観察してるのにドキドキが止まらないよっ!!