誰もが認める普通の少年はどんなに無謀な恋でも諦めない
天垂石
エピローグ
のどかな春の朝はとても気持ちがいいものだ。
春の陽気に当てられて道行く人はみな明るい雰囲気を出している。
そんな中、自転車で爆走している一人の少年が目立っていた。
ここで気になる顔はどんなのかというと………普通だった。
期待を裏切らないようだ
そんな普通過ぎる少年はどこか余裕を感じさせない形相をしている
いやいやいや、分かっていたさ。どうせ俺の顔なんてブスでもなければイケメンでもないあっさり顔なんだ。真っ先に顔を忘れらてしまうような顔だって言いたいんだろ!?
自分でナレーションしながら自転車こぐのは割とすごい技能だからな(不審者)。褒めたたえよ(不審者)!
おっと。話がそれてしまった……
今更だけど、俺は高校生だ!!!
故に青春に明け暮れる権利がある!!
ふっふふ、知っているか?俺にだっても思いを寄せている人がいるのさ!今すぐにでも話したいけど、生憎そんな時間はこれっぽちもない。なんでか?みりゃ分かるだろ!遅刻するんだよ!!あと5分でHRが始まる。間に合うのか…?いや、この万年帰宅部で鍛え抜いた足(自転車で10分程度しかやってない)なら更なる加速もできるはず(無茶)…
ふと思った。
俺は運動が平均ぐらいしか運動できない。
そんなわけで帰宅部であるしかなかった。
ならここで全力出しても意味あるのか………?
すぐに考えるのをやめた。
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