元フリーターのオタクさん、元飼い猫が帰ってきたと思ったら別世界の王女になって帰ってきたのだが...

芦毛逃亡

第1話謎の少女は元子猫!?

「えっと、もう一度初めから説明お願いします。」

「良ちゃん聞き取れなかったの!?しょうがない、もう一度話すからよく聞いてね!」

「おう、今度はしっかりと聞く!」

「私の名前はキー、良ちゃんがつけてくれたすてきな名前、私は元々別の世界から逃げてきたの、でもワープした時にどういう訳か、この世界でいう猫?に姿が変わっちゃたの、足のケガもきっとそれが原因だったんだと思う。そしたら良ちゃんが私に気づいてくれて、ケガの治療してくれて名前まで付けてもらって数年間私をかくまってくれたの。でもやっぱり追いかけてきた奴らに居場所もばれちゃったの。だから元の世界に急遽帰ったのごめんなさい」

「そうだったのか、それで俺を覚えててくれたんだ...」

「当り前じゃない!良ちゃんは恩人なんだから」

「キー、そこは正直しっかりと聞き取れてたんだ、本題はそのあと」

「そうなの?じゃあ続けるわね?」

「おう」

「元の世界に帰った後私が国を背負うことになったの、一応パパがその国の王だったからそのまま私に引き継がれて、最初の数年はうまくやってたんだけど、やっぱり私は力不足で国の3分の2が壊滅状態、そこで良ちゃんに頼みがあるの、私の国を救ってくれないかなぁ...」


えぇ......猫を救ったらいつの間にか知らない国の王女様になって帰ってきたんですけど......しかも俺が国を救う?勇者になれってことですかぁ、この世界ではきっと最底辺の位の人間なんですけど、誇れることなんて特にないただのオタクなんですけど...


「良ちゃん!顔真っ青だけど…」

「え、えっと俺が国を救う?」

「やってくれるの!?キーうれしい!!!」

オタクには美少女の満面の笑みはダメだって...断りたくても断れないじゃん....

「キーの望みだもんな、一応飼い主の責任だ、できることはやるよ!」

「本当にいいの!?ありがとう!!!」

「でもその国はどうやって行くんだ?」

「えっと...次のゲートは...最終逃しちゃったから...二日後の正午だね...二日後の正午!?大変だよ良ちゃん!!!多々でさえピンチの国なのに王が不在ので大ピンチになっちゃた...」

「.......とにかく家来る?」

「ごめんね良ちゃん.....」

「久しぶりに飼い猫が帰ってきたんだ!とにかくめでたいよコンビニ寄って帰ろう」

神様ありがとう!!美少女が俺の家に来る!本当にありがとう......


「じゃあ上がって」

「お邪魔しまーす!!ってキーが寝てたベットだ!!!まだとっててくれたんだ」

「そりゃあ、いつ帰ってきてもいいように残しておいたんだよ、」

まさかこんな美少女の王女様になって帰ってくるとは1ミクロも考えてなかったけどね。

「まだ寝れるかなぁ.....体を、なんかこう....ダメかぁ」

「そりゃ猫用のベットだからね、今のキーには小さすぎるよ」

「そっか...また寝たかったなぁ」

「今日は俺のベットで寝なさい」

「はーい!!」

「それじゃああと二日家でゆっくりしていこうな」

「うん!あっ、大事なこと言うの忘れてた」

「ん?なんだ?」

「えっと...えへへ忘れちゃった」

「忘れるならそんなに大事じゃないんだよ」

「そっかぁ......じゃあ今日はおやすみなさい...」

「おう、おやすみ」

ここまで作者の好きな設定てんこ盛りな気がする...軽くおさらいしておこう


俺の名前は山口良太郎、今の職業フリーター

隣にいるのが昔飼っていた元猫のキー、現在はどっかの国の女王様

数年のうちにこんなに格差が開いてしまったようだ

だが今キーの国が大変なことになっているらしい、そんな時キーが俺を頼ってくれたこれはすごいうれしい、だが今の俺に何ができるんだろう....

まぁ飼い猫の助けに応じない飼い主は飼い主失格だからな、きっと異世界転生だしステータスとか行けば上がるだろう、少しワクワクしている

だが今は寝るとしよう。

じゃあ、皆さんおやすみ!!

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