第2話 現状

あれから約3年の月日がすぎていった。

あれから起きたことをそのまま話すと、あいつがゴブリンの約7割を殺害してこの世に生きる人間に幸福を与えたそうだ。しかし、何かが妙だ。

あれからゴブリンたちが動く様子が一切なければ人間たちがぐんぐん成長していくのだ。ある程度知能のあるゴブリンたちならそれらを阻止したいはずなのに何故だろう?俺は考えた。

そして、考えついた先はそう。裏から操る強大なものが存在していると。

あくまで俺個人の見解に過ぎないが、とても妙なものだから俺は個人的に調べることにしたのだ。

神父「これからお前たちには訓練をしてもらおう!!!今から行う訓練は厳しいものであり、お前たちを成長させるものでもあることを先に言っておこう。そして、訓練から逃げるのは勝手だが逃げるとお前らの生活に支障をきたすことも言っておこう!!決めるのはお前ら自身だ!!」

そんな濃いセリフを神父が吹いた後訓練は始まった。

最初は基礎訓練のようなものであった。剣術など剣を操る技術や空手、柔道など体を操る技術を鍛えた。

その後は大岩を持って登山と下山を繰り返す体力訓練、滝に打たれる忍耐訓練などだ

極めつけは暴力をひたすらに受け続ける対拷問訓練といわれるものだ!

とてもキツかったが俺はなんとか全てを乗り越えはや2年だ。

ドゴォン!

爆発音がして見にいくとそこにはブルーノデバーの大群が居た。見たところは40匹前後といったところだ

教会のガラスが割れ、レンガがボロボロと崩れている。おれはブルーノデバーを殺す力を有していないから戦力にはなれない!なんとも悲しい現実である。

ブルーノデバーとはすぐ隣の星に住み着くいわば宇宙人で攻撃を吸い、命を吸うスリムな体型で4mの身長で真っ青な体のやつだ。

いくら攻撃しても奴の体が水のようにドロドロ溶けて攻撃が入らない!!

俺は死を覚悟したが、黙って死ぬほどやわじゃ無いってことを教えてやる!

必死の抵抗の末みんなが来てくれて俺は救助された。

看護師「大丈夫ですか?一人でよく頑張りましたね。あと数分で病院に着きますのでそれまでの辛抱です!内臓が破裂しているので喋らないでくださいね?」

俺はどうやら全身を喰われ、一発重いのを腹に喰らい、内臓をやっちまったそうだ。俺は無我夢中に戦っていたのか、ダメージを食らったことにすら気が付かなかったらしい。もう俺は再起不能だ。戦えん。。。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る