日常生活の一場面 ほんの少しの非日常 温かみを感じる短編です

中年の男性と、家に帰りたくない少年が、アパートの下で少し話すだけ。
言ってしまえば、そういう物語なのです。

日常生活の一場面。
けれども、二人は一緒のアパートに住んでいるわけでもなく、親戚でもない。
歳の離れた赤の他人がそこに集って、短い時間会話をする、ほんの少しの非日常。

そのわずかな時間で、互いがクールダウンして日常に戻るのかなと思いました。

ほんのりビターテイストも匂わせつつ、とても温かみのある短編です。
オススメ致します。

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