1. 世界観

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 舞台について

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 遥か古代に夜久爾やくにという世界があり、武家国家を中心としたいくつかの国が、緊張と融和の関係を繰り返していた。


 中心的な国のひとつに、馬稚まち国があり、その国内に白ノ宮しろのみやという、巫女組織があった。


 馬稚国を中心に『白花紀しろはなき』という歴が使われており、白花冥幻譚では白花紀六七〇年が舞台である。



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 白ノ宮について

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 馬稚国の南東部に位置する白ノ宮は、大巫女を中心とした強大な宗教組織として周辺国に畏怖されていた。


 巫女たちの厳格な位階、神との接触、周辺国での浄化や儀式執行など、白ノ宮はさまざまな宗教的使命を帯びている。



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 霊的システム

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 夜久爾には三層の次元がある。


 現世うつしよは現実世界。

 常世とこよはいわば霊界。

 狭世はざまよは文字通り、現世と常世の間にある世界。


 巫女たちは念と霊気と儀式にて狭世に干渉あるいは没入し、霊的な力を引き出したり、神々と接触したりする。



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 さまざまな組織

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 ▼銀狼衆ぎんろうしゅう

 瘴魔退治を専門とする異端の侍集団


 ▼戸陰とかげ

 白ノ宮の『裏庭』を守る隠密集団


 ▼火津真党ほつまとう

 火津真ほつまノ神を崇める革命集団


 ▼汕舵せんだノ民

 白ノ宮に呪術を伝えたとされる幻の民



 このような、国家に直接属さぬ火種とも云える集団・組織が蠢いている。


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