第5話 冒険者ギルドに登録!

そして歩くこと10日目に、領界に着く!


「さて此処を通れば、オヤジ(もうお父さんとは言わない赤の他人だ)の領から出て隣の領、そして他国に行って暮らす」

俺は足取り軽くスキップして領界を目指す。


道標には領界と記してある、俺が居た領はグローグ、次に行くのはセテリ!

その先の隣国はゴルデアップ王国だ。


ともかく歩く俺、そして5日後には、遂にセテリの領都に着いた。


此処でのやる事は、冒険者ギルドに登録して冒険者になる事!

身分証代わりのギルド証が貰える。


領都に入るにも結構な人が並んでいる。そして俺の番となる。

「身分証を出してくれ!」

「はい近隣の村から出て来て、冒険者ギルドで登録する予定ですので今は有りません」

「そうかなら銀貨1枚を預ける様に、ギルド証が出来たら見せに来い、この引換券と一緒に出せば返金する、セテリ領都にようこそ」

銀貨を1枚払って引換券を貰う、後で登録して返金してくれるなんて、何て良い制度だ。


そして道を聞いて一直線で冒険者ギルドに向かう、まずは登録しないとね!


冒険者ギルドの周りは、昼時で人は行き来しているけど屯している冒険者はいない。

「よし入ろう」

外で絡まれる状況からはどうやら脱したが、今度は中で絡まれる状況はどうだろう?


入り口から中に入る、まあまあの人がいる、左の奥が食堂になっていて、右の方に何かが書かれた物が貼ってある。


あそこが掲示板で何かの依頼を見る所だな、そして俺は真っ直ぐ正面の空いている受付に寄っていく。


此処も絡まれず通過出来た。


「こんにちは、登録をお願いします」

「登録ですか、右端の2人の方でお願いします、此処は掲示板に書かれたクエストを受け付ける場所なのでね」

空いている受付は、クエスト専用で最初の登録は右端の男女どちらかみたいだ。


最端は顔に傷ある男の人、隣は女性……なら女性の方だな!


俺は登録受付の女性の方に行く、隣の男性は「チッ」と一言。

「いらっしゃいませ、登録申請でしょうか?」

笑顔の受付嬢、俺は安心するけど周りは何かを言っている。


「よく行ったなアイツ」

「まあ知らないと、あっちに行くけどね」

「まあ綺麗な花には棘がある、此処はどうなるか見てみよう」

背後の方で冒険者達がヒソヒソ話、何かあるのだろうか?


「登録お願いします」

俺がお願いすると1枚の紙が出て来る。

「お名前と特技、剣術とか魔法ですね、生活魔法は認めません、それと特別なスキルは書かなくて良いです」


ウッ、生活魔法は認めない、スキル書けないなら名前しか。俺は紙に名前だけを書いて提出する。


「お名前はマサシ、……その他無しですか?……貴方は冒険者を舐めているの! 大体剣術も魔法も無くてどうやって戦うのよ!…………」

その後は永遠と30分ぐらい説教を喰らう、ただ身分証が欲しかっただけなのに。


「まあまあギルマス、そのくらいでやめてあげてください、せっかく登録に来た新人さんなんですからね」

隣の傷ある男性受付さんが止めてくれる。


この2人姿、普通反対だろう! だから冒険者達がヒソヒソ話していたのか。


「フン、こんな奴は登録の資格は無いわよ! 貴方やって置きなさい」

隣の男性に言うと、目の前の受付嬢さんという名のギルマスは、奥に引っ込んで行った。


「悪いな坊主、昨日新人冒険者が無茶して1人死んで、欠損がある奴が2人も出来てな、ギルマスは機嫌が悪いんだ! まあ登録して説明しても無理せずやれば良いんだけど、無鉄砲で魔物狩りに行く奴がいてな、犠牲が出ればギルドの評価が落ちる。それの責任はギルマスに行くからな。

それでギルマスは、偶々今日登録の時にいたんだすまん。まあ無理せず冒険者をやってくれよ!」

そして傷ある受付さんは、素直に冒険者証を発行してくれた。














  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る