ぐーたら魔女っ子はお布団でゴロゴロしながら無双する
魔女っ子★ゆきちゃん
ぐーたら魔女っ子はお布団でゴロゴロしながら無双する
1 KAC(カコヨモ・アニバーサリー・チャンピオンシップ)の締め切り迫る
「うぎゃ〜っ! あと2時間しかない。なのにお題が全く浮かばない……★ 詰んだ(チーン)」
2 その頃、地球にはE・ロマンガ星人達が侵略しており、迎撃に向かった魔法少女達が返り討ちに
「お兄ちゃん、詰んだよ〜お★ 最後のお題書けそうにない……」
「いや、そんなことよか、あの侵略者達を迎撃に向かった魔法少女達が酷いことになってんぞ?」
「ほえ〜? 酷いって、どんな〜?」
「最初に向かった魔法少女は、上半身裸に
3 何故か?
説明しよう。E・ロマンガ星人は、地球侵略に先がけ、地球での書物を大量に買い集め研究した。
ただそれが、日本のエロースな漫画のそういうモノに片寄ってしまっていたため、『地球人の弱点はエロ羞恥攻め』であると誤って認識してしまったのであった。
そして、地球人の降参のセリフは『くっ、殺せ』と誤認されていた。
4 とあるテレビ局が乗っ取られ、魔法少女達のあられもない無修正映像が地上波に垂れ流し状態に
「もしこの放送を妨げるようなことがあれば、魔法少女達を殺す、という。卑劣な!」
「どうでもいいんだけれど、この部屋、なんかアレの臭いがするんだけれど?」
妹の指摘に、顔を赤くする兄。使用済みティッシュは、上から見えないように、下の方に押し込んでおいたのだが、臭いまでは気が回らなかった。不覚★
5 マジカル♡ミラクル❄️魔女っ子☆ゆきちゃん
「と、とにかく、マジカル♡ミラクル❄️魔女っ子☆ゆきちゃんに
「え〜、やだよ〜? 私、これからふてくされて寝るんだから」
「でも、あいつらに勝てるのは、辰子しかいないんだぞ?」
そう彼女、
6 魔法のプリンセス ミ◯キーモモ的な変身呪文
「仕方ないな〜。
♪ピピルマ スピルマ プリマドパ
パパレコ ママレコ ドリキンパ
ズッキュンハートに ウインクキャノン♪
マジカル♡ミラクル❄️魔女っ子☆ゆきちゃんにメタモルフォーゼ!」
ん? 盗作? 違う、これはオマージュというものだ。
7 天下無双のぐーたら魔女っ子
「量子重力魔法発動。エキゾチック物質生成。ワームホール形成。時空移動の準備完了。あとは、と」
髪の毛を一本引き抜き、ふっ、と息を吹き掛けると、
「
「オマカセクダサイ。デワ、イッて参りマス」
「おいおい、こんな粗悪なコピーで大丈夫かよ?」
「ダイジョブ、ダイジョブ。それでも、地球で2番目に強い魔法少女の一億倍は強いはずだから」
そう言うと、天城辰子は2階の寝室へと向かった。ふて寝する気満々である。
8 かくして、地球の平和は守られた
廉価版ゆきちゃんの活躍ぶりは目覚ましかった。
地球に向かう前のE・ロマンガ星の宇宙船に降り立つと、重力崩壊魔法を発動。
E・ロマンガ星もろとも消滅させる。
おとめ座超銀河団の中心にあるおとめ座銀河団の中心銀河であるM87銀河に
しかも当人はこの爆発に巻き込まれることなく、即座に時空移動をして、地球に戻ってくると、魔法少女達の時間を巻き戻して、羞恥陵辱の全てを無かったものとした後、一本の髪の毛へと姿を変えて、その役割を終えた。
なお、天城辰子はというと……。
「お題降りて来ました〜っ♪」
布団を跳ねのけて飛び起き、PCの前に向かうも、既にカコヨモの受付時間を5分過ぎていたそうな。
めでたし、めでたし♪
「……って、めでたくないよ〜っ!」
ちゃんちゃん♪
ぐーたら魔女っ子はお布団でゴロゴロしながら無双する 魔女っ子★ゆきちゃん @majokkoyukichan
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