偽りの不仲説と、実現しなかった約束の真相

視聴者A「白井ミキと安城ユキホ不仲説は正しいのですか？」

本日はこちらのコメントに対して、ファンの一人である私が答えていきたいと思います。私としては、正しくないと思います。事実、彼女たちにはこんなやりとりがありました。

『今度ユキホさんの地元案内して』

『いいよ』

『約束だよ』

この短い会話だけでも十分に仲が良いと感じさせませんか？　この時は視聴者のみんなで盛り上がって、「いつ実現するんだろう？」なんて期待が高まっていたくらいです。スクショが残っていればはっきりと証拠を示せるんですけど……残念ながらアーカイブは消えてしまいました。どうも安城ユキホさんが「身バレしてしまうかも」と懸念したからだと聞いています。本人が嫌がるならば消すしかないですしね。

視聴者B「どういった経由でそういうことになったのですか」

ああ、これはですね、場所を推理するゲームを彼女たちが配信中に遊んでいたそうなんです。画面に映る風景を見ながら「ここはどこの地域のどこらへんだろう」って当てるゲームですね。場所を探っているうちに、どうやら安城ユキホさんの地元に近い場所が映し出されてしまったらしくて、それに反応してしまったらしいのです。その後も普通に配信していましたが、後日アーカイブは公開停止にしたらしいです。

視聴者C「切り抜きとかもないのですか？」

今となってはもう見られないですね。一瞬だけ上がっていたのですが、今は削除済み。残念ながらもう証拠となる動画はありません。でも、その切り抜きのコメント欄に「この二人、相性すごく良い」って声が多く寄せられていたのをよく覚えています。

視聴者D「もし本当に実現していたら、二人の関係はもっと深まっていた？」

そうですね……そう思います。実際、配信のチャット欄も「二人で旅行企画してほしい」「コラボ増やしてほしい」なんて声で溢れていましたし。でも、その計画が立ち消えになった背景には、たぶんユキホさんの懸念が大きかったんでしょうね。個人情報を守るための選択とも言えますし……やっぱり色々な事情があるんだと思います。

視聴者E「喧嘩別れしたのではなかったんだ」

それはありえませんよ。少なくとも、仲たがいするだけの理由が見当たりませんからね。私が知っている限りでは、二人が一緒に活動していたころ、喧嘩に発展するような揉め事は一度も聞いたことがありません。

視聴者F「やけに詳しい……。あなたはファンの一人ではなく、白井ミキさん本人なのでは」

そんなわけないじゃないですか。確かに、彼女たちの関係性を細かく知っていることで、そう疑われるのも無理はないのかもしれません。ただ、あくまでもファンとして自然と詳しくなっただけでして。

視聴者G「白井ミキさんであるあなたが、ユキホさんと仲が良かったころを見せつけたいのでは」

いいえ、本当に違います。

視聴者H「というか、白井ミキさんって検索してもほんの少しの情報しかでてこないのだけど」

うーん、確かにネット検索では出てこないかもしれませんね。Vtuberはある日突然、すべてのアーカイブが削除されたり、名前を変えて活動を続けたりする人もいますし。真相は分かりませんが、少なくとも私が見ていたあのころ彼女は「白井ミキ」という名前で活動していた事実があります。情報が少ないのは、私としても歯がゆい限りです。

視聴者I「実際のところ、本当に仲良しだったんですか？」

――正直に言います。二人で一緒に笑いあっていたのは確かです。でも、結局それは片方が親しくなりたいと強く望んでいただけなのかもしれません。

実は、私自身が白井ミキという人物に心当たりがあるからこそ分かるのですが、彼女は外向きに見せる姿と内側が乖離しているタイプなんですね。いつも笑っていたり、配信を盛り上げたりはするものの、自分自身の本音を深く語ることが少ないんです。だから、大事な気持ちの部分は決して言葉にしていないのが気になっていました。

つまり、「二人はとても仲がいい」と思っていたのは、私自身も含めたファンの思い込みだったのかもしれないんです。だから、不仲説は事実ではないと一蹴できるほど、絆があったのかと言われると、ちょっと言葉に詰まってしまうわけです。

視聴者J「ファンであるあなたが、今一番望んでいることって何ですか？」

私自身、ファンという立場で強く「二人の仲がいいところをもっと見たい」と望んでいるだけなんでしょうね。――これが、私なりにたどり着いた結論です。

仮に安城ユキホさんが、ずっと白井ミキとの距離を詰めたいと思っていたなら……そう、あのほんの一瞬でも、本音らしき言葉が交わされたのは事実なんです。そのひとかけらの思い出を、私は信じたい。いつか本当に、二人が笑い合ってくれる――そんな未来を夢見て、今日はここまでお話しさせていただきました。

突然変な配信をしてごめんなさい。長々と、最後まで聞いてくださってありがとうございました。

視聴者A「聞けてよかったよ」