　今回は「古代エジプト風」についてのメリット・小道具についてです。

◼️メリット

・王（ファラオ）をトップとした支配体制

・ミイラやピラミッドなどミステリアスな要素が豊富

・獣人キャラを違和感なく出せる

・よくテレビで取り上げられるため、共通認識が多い

①ファラオをトップにした支配体制

　これは大きなメリットです。中世ヨーロッパの貴族制度の代わりになります。なにより、ファラオという絶対君主の存在が大きいです。古代エジプトには神官などもいたので、「宗教 VS 王権」の対立なども描きやすいです。

②ミイラなどのミステリアスな要素

　ここが和風、中華風と大きく異なります。死後の世界の概念を活かしたオカルト要素を加えることもできます。

③獣人キャラを違和感なく出せる

　エジプト神話にはアヌビス、ホルスなど動物をモチーフにした神々が多いです。獣人キャラや、神々の化身としてのキャラクター設定がしやすいのがメリットです。

④共通認識が多い

　古代エジプトはヨーロッパの次にテレビなどで取り上げられています。その分、共通認識が多いです。

　他にメリットを挙げるのなら、「オアシスや砂漠を出せば、それだけでもエジプト風になる」ことでしょうか。もちろん、これだけでは足りませんが、共通認識が多いことの利点の一つです。

　和風、中華風でのゴブリン的要素は「妖怪」ですが、こちらには明確な悪役モンスターを設定しにくいです。その分、獣人キャラを出しやすいという差別化ができます。どちらを取るかの一つの目安となるでしょう。

　その他のモチーフになりそうな文化については、次のエピソードでまとめて取り上げます。

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