うぐいすが鳴いています。


本当にホー、ホケキョ、と鳴くんですね。


街中に住んでいたときには、うぐいすの声は聞こえませんでした。

街で見た鳥といえば、雀やツバメ、鳩やカラス。


この辺りには他にもいろいろな鳥がいます。

暖かい季節には川で鴨が泳いでいるし、岸辺では白さぎが羽を休めます。


名前を知らない美しい鳥も時々見ます。


この前は少し緑がかった栗色の、尾の長い鳥が、物干しの前の柵に留まっていました。


昨日は、立ち上がった頭の毛が柔らかそうにふわふわと揺れている、灰色の鳥を二羽見ました。

つがいだったのかな。

木に留まって、赤い実を食べていました。

二羽は少し離れてまた近づいてを繰り返しながらしばらく木の実を啄ばんだ後、申し合わせたように、同時に空へ飛び立っていきました。


空の青が淡くかすんでいます。


春ですね。

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