数週間後、フューチャースノーパークの開発ラボ。

夏樹は、改良を重ねた新エリアの試作モデルを前に立っていた。

「これなら……いけるかもしれない。」

▶ 実現への一歩

幹部との最終プレゼン。

「我々は、完全な自由創造が難しい現状を考慮し、夢のガイドラインを設けることで実現可能な範囲を広げました。」

モニターには、来場者が直感的にアイデアを形にできるシステムが映し出される。

幹部の一人が頷く。

「技術的な課題を考慮しつつ、創造性を残す設計……悪くない。」

夏樹は、少し緊張しながらも手応えを感じた。

▶ 仲間とともに

会議の後、葵が駆け寄る。

「夏樹くん、おめでとう！」

「まだ確定じゃないけどな。でも……やっと一歩踏み出せた気がする。」

レオも笑う。

「お前の夢は、こうして形になっていくんだな。」

ダニエルは遠くからそれを見守り、静かに微笑んだ。

▶ 未来へ

パークの夜空には、無数のホログラムが浮かぶ。

夏樹はその光景を見上げ、スノーグローブを手に取った。

「夢は、ただ見るものじゃない。形にするものだ。」

彼の胸には、確かな未来への希望が宿っていた。

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