第41話
「あんたってさ。好きな子居てもガツガツいかなそうだよね。」
「そうでもないよ?」
「嘘!和泉って顔はいいのにねー。草食系だよね。」
「そうか?」
「仕事もサラッととってくるしさ。」
そうだ。和泉は仕事もお客さんの前で契約を懇願するような事は絶対しない。
「仕込みをきちっとするタイプなんだよ。」
その通り。
裏では物凄い準備をして餌を蒔いて、相手の欲求を刺激する。
罠を張って向こうから食いついてくるのを待つタイプ。
男の狩猟本能を擽ってるのかもしれない。
けど恋愛だったら・・・
「女の子はもう少し強引な方がくらっとくるよ?優しすぎるからだめなんだよ。」
と、あたしは思う。
だからこいつは彼女が出来ないんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます