第12話 馬車での旅

私達は馬車に乗り揺られ、風は吹き木々は揺れ、人々は悲鳴を上げて居ます。


そうあれは、数分前、私が翠乃ちゃんを膝枕して撫でてる時から始まった。


「翠乃ちゃん膝枕どう?」


「凄く良い」


と言うと翠乃ちゃんは私の太とももに頭をスリスリしてくる、可愛いかよぉ。


「それより人居ないね、もうちょっとぎゅぎゅだと思ってたのに」


と翠乃ちゃんが言うと確かに誰も居ないなと思うと。


「多分、ドラゴンが出たって噂があるからじゃないかな?」


と言うと翠乃ちゃんは、納得したかのように翠乃ちゃんは目を瞑ると。


「すゃぁ……すやぁ」


と聞こえると私は少し微笑みながら撫でて馬車に揺られてると。


「おい、そこの馬車止まれ」


と男の声が強く聞こえて私は立とうと翠乃ちゃんを床に降ろそうとすると翠乃ちゃんは目を覚まして。


「はぁ、せっかく寝てたのに」


と翠乃ちゃんは起き上がると、馬車の外に私は一緒にでると、翠乃ちゃん男性達の前に出ると。


「何か用なの?」


と男達に言うとリーダーらしき人が前に出てくると。


「お前等の馬車と荷物を置いてけ」


と言うと私は外を見ると盗賊らしき人が居て盗賊に対して、睨んでいる翠乃ちゃんと相手の、リーダーらしき男性が苛つき初めて盗賊の人達は翠乃ちゃんにターゲットを変えて睨むと。


「チッ生意気なガキだな」


と言うと翠乃ちゃんは笑いながら、指を床に刺すと。


「そんなんで苛つくなよ童貞ちゃんがよ」


と翠乃ちゃんが煽ると男性は笑いながら、されどその笑いは怒りに変わると。


「お前等やれ」


と言うと盗賊達が翠乃ちゃんを囲もうとしたけど、私は助ける必要ないと思い馬車の近くで待機すると、馬車に乗ってるおじさんが。


「大丈夫なのか?あのお嬢さんは盗賊相手に」


と心配そうになる、おじいちゃんに私は。


「心配しなくても多分すぐ終わりますよ」


と言うと翠乃ちゃんは斬り掛かった男に対して華麗に避けて反撃をして行く。


そうすると盗賊達は焦ったのが一斉に襲うが数分後そこに立っていたのは。


「こんなもんかぁ……ふわぁ」


欠伸をした翠乃ちゃんしか立ってなくて私は翠乃ちゃんの近くに寄って。


「お疲れ様、後は任せて」


と言うとロープを創造魔法で生成して盗賊達を縛ると。


「お前達何しに来た?」


私がそう詰めると、男は。


「ここにドランゴンが表れたから逃げてきたんだよ、信じてくれと」


と言うと私は、驚いて。


「その場所は何処だ?ドラゴ村か?」


「村は知らんがドラゴンの場所はわかる」


と言うと男は指をさすと、そこには木が一切ない岩の山があって。


「元々は緑豊かな山だったんが見ての通り今は、悲しい山になったんだ」


と男は少し悲しそうにすると、男は私に頭を下げると。


「見逃して頼むこのとおりだ、俺達は仕方なく」


と言うと私は。


「どうでもいいし、だからって殺そうとして良いって事にはならない」


と私が言うと馬車に、そいつらを乗せると。


「おじさん、こいつらの武器全部回収したし、縛ったからギルドに届けてくれない?」


と言うとおじさんは。


「君達、冒険者は?どうするんだい?」


と言うと私は翠乃ちゃんに近づくと。


「ひゃぁ……ちょっと」


と翠乃ちゃんをお姫抱っこすると、私は魔法を創造するのでは無く城を出てた時のフェニックスを思い出すと。


「フェニックス来い」


と言うと魔法陣が出てくると、そこから赤い炎を纏って居る鳥が現れて私達は乗ると、そこは熱くなく逆に心地よい感触で。


「フィニッシュ行け」


「じゃあね、後は任せたよおじさん、そいつらよろしく」


と私は手を振ると、その山まで飛ぶのであった。

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