欧州製戦闘機の台頭

　現在、戦闘機を購入している国々は、いくら仮想敵、ロシアと中国が、ステルス性を持つ第五世代戦闘機を保有していても、だからと言って、傲慢な米大統領がF-35の手綱を握っている以上、不安で米国製戦闘機を購入することはできなかった。

　そのため欧州製戦闘機、英独伊西で開発されたタイフーンか、フランスで開発されたラファールの採用国が増えた。

　元々アメリカが、イスラエルの言いなりになるせいで、F-35を購入できなかった中東諸国も、いい加減アメリカの横暴にはつき合いきれないと、アメリカ製第四世代機である、F-15とF-16の購入をキャンセルした。

　米大統領の提示する、機体、エンジン、ミサイル、爆弾など、全てアメリカから輸入している中東諸国ですら、米大統領の行いは不安を持たれたのである。

　そして、中東各国もこぞってタイフーンやラファールの購入を決定した。

　しかし、タイフーンやラファールでも、一部にアメリカ製の部品が搭載されており、すぐには対応ができず、一部の輸出機には欧州製代替品が完成するまで、搭載されずに輸出された。

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