第2話:初デート

 告白から2日後、ド緊張の初デートの日を迎えました。差し入れとして栄養ドリンク2本を紙袋に入れ手渡ししました。私は車酔いしやすく、出発前に酔い止めの薬を飲んでいきました。最寄りのコンビニの駐車場で待ち合わせし、出発。目的地まで2時間程度かかる中で、色んなお話をしました。


 今は別店舗におり、かつてはパワハラを繰り返した私の同級生と今の旦那の話。


「旦那の方はバツ5で子供いっぱいいる」


彼がこっちに来て間もなく転籍した同級生のことに関しては、


「男に走るのは分からないでもないが、子供捨てんのはちょっといただけない」


と、意外と情報通な一面がありつつ。


※バカップルの詳細は『行きたくなかった送別会』にて色々書いております↓↓↓

https://kakuyomu.jp/works/16818093077252985736


 そして薬局係の先輩ことMさんの話に。私は知る限りの情報を彼に教え、マジかよみたいな反応でした。随分変わっている人だという印象は既に持っていたようですがね。詳しく書くとバチが当たりそうなので内容については省略とさせていただきます。


 次に、私が過去に付き合っていた男共の話に。過去4人と付き合ったけど、最初の人と3人目とは身体の関係はなかったことを先に言った上で、2人目と前の男との話をしました。


 2人目に関しては、交際を申し込まれて早速ホテルへ連れて行かれたが、どんなとこさえも全く分からず。そして生理中にも関わらず行為を強行したことをお話し。


※詳しくは『将来を見失った私、ここにいる。』にて↓↓↓

https://kakuyomu.jp/works/16818093073052406165


 前の男に関しては、付き合う前の対面で早速ホテルに連れて行かれたこと。男が財布を無くし泣く泣く私がお金を貸す羽目になったが仕事を理由になかなか返してくれなかったことをお話し。3回しか会わなかったが、3回ともホテル行きだったことも。


 共通点として『痛い思い』をしました。彼がそこに対しこう指摘しました。


「いきなり挿れたらそりゃあ痛いわ。下(膣)ほぐさなかったの?」


私はそうだったと答えました。彼はああいうことに関し相当な知識を持っており、感心したような記憶が。私の誕生日から間もないということもあり、


「(誕生日プレゼントに)子供欲しいなら、今からでもホテル行くか?」


冗談で言ったんだろうと思い、適当にかわしましたね。


 その後、彼は自身の過去の話を始めました。数年前元奥さんに追い出されたという、辛い過去を聞くことに。元奥さんとの間にお子さんがおり、現在も養育費を毎月払っているという。当時の変わった結婚生活を聞き、私はかなり引きましたね。


 初デートの日は雨予報で折りたたみの傘を持っていきましたが、予報がひっくり返り晴れて真夏日でした。別の場所で1人で見た前回は雨で台無しでしたが、青空と海が合わさった景色は最高でしたね。


「君は雨女なんて言ってたけど、それは違う」


彼のこの言葉に渋々認めざるを得ませんでした。海のすぐ近くまで行き、彼が手を差し伸べようとしましたが、当時は触れることさえまだ遠慮気味のはづきでした。


 次の目的地にて昼食をとることになりましたが、彼が私の分を自ら買ってくれました。そして、食べ終わった後に出たゴミを自ら片付けてくれました。まずそこに、他の男との違いを感じたのです。食べながら、ある親御さんに連れられたお子さんの様子を見ていた私に、彼は何を思ったんだろうなぁ。


 私の地元に向かって車を走らせている中、私は眠くなり寝そうになりました。寝てもいいよと気遣ってくれて、本当に寝そうになりましたが私の太ももを触ってきたのです。バレたかという顔をして苦笑いする彼。


 どこへ行くのやらと思っていたら……


「ここで、を選んでもらう」


地元のとあるショッピングセンターに来てしまったのである。私は何も考えておらず、アワアワ。後から気づいたのですが、同じ時間帯に私の母らしき車が駐車場にあって、危ねぇなぁと……。


 初デート時は帽子を被っており、汗で前髪が大変なことになっていました。


「帽子被ってない方が可愛いのに……」


そう言いながらも、必死に探す私を見守る彼。帽子を取り、私の前髪を直した時はドキリとしましたね。3ヶ所回ってようやく納得いくものが見つかり、買ってくれましたが比較的安価だったのが腑に落ちない彼。


 待ち合わせした最寄りのコンビニの駐車場にて解散に。別れる際彼は私の頭を撫でてきました。


……とても、嬉しかった。


 これきりだと勝手に思っていた私でしたが、翌日出勤してきた私に対し、彼が。


「昨日は楽しかった。サンキューな」


その言葉と同時に、自身の連絡先を教えてきたのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る