第4話[冬の修学旅行]

修学旅行当日、駅前で集合するようにと言われていたので駅前に言った。

なんと、修学旅行は東京である。

15分くらい早く着いていたのでみんなが来るのを待っていた。

みんなが揃い、会をして新幹線に乗った。

[おい、王様ゲームしようぜ]と近くの男子に言われたのですることになった。

[ルールは簡単、このトランプで1、2、3、4のカードとキングのカードを使う。このキングが王様だ]とルール説明をされて始まった。

[王様だぁーれだ!]と言うと。

[私だぁ!]と言われた。

[じゃあ1番と4番はぁ…近くの席の女子にナンパをする]と言われたので危なかった。

僕は3番だったのでしなくてよかった。

こんな風な出来事などが続き、東京に着いた。

そこからはいろんな場所を見学したりで話すことがない。

色々あって2日目…遊園地だ。

[これは遊びではありません、学びです]と先生が言ってから自由行動になった。

勿論、僕は1人。

とはいってもグループの人が何処かに行った。

なので1人なのだ。

少しあるいていると春田希海のグループがいた。

彼女と目があった。

なにもしないのはあれなので、[良かったら写真取るよ]と言い、彼女とその友達を取ってあげた。

[ありがとう]と言われ僕は黙る。

彼女に告白をしたのが脳裏に浮かんだからだ。

でも、気にせずに楽しもうって言ったのは僕なんだしと思い、[じゃあ]と言ってその場を離れる。

時間は過ぎ、6時になった。

辺りは暗くなり、そしてパレードが始まった。

凄く明るくて花火がとても綺麗だった。

そして何事もなく次の日が終わり修学旅行は終わった。

それから2週間が過ぎ、学校の掃除時間、春田希海にあった。

[あの、]と言われたので[どうしたの?]と聞いた。

[告白の返事なんだけど]と彼女は言うので僕は凄く緊張した。

でもなんかいつもと違う気がする。

そう思い、話を聞いた。

[言ってくれたのは嬉しかったけど…]その瞬間他の女子に呼ばれて彼女は[じゃぁ]と言って向かった。

僕の予感は当たっていたのだ。

掃除時間が終わり、何か凄く辛くて彼女を見れなかった。

振られると思っていたが、こんなに辛いとは思わなかった。

でもまだましだった。あんなことを言われるまでは…

僕は昔、2歳ぐらいの時におばあちゃんが亡くなり、葬式を実際に見たことがある。

その時は凄く泣いていたのを今でも覚えている。

小学校では5年生ぐらいでやっと友達ができた。

友達ができても長続きはしなく、すぐに避けられていた。煽る人もいた。

6年生で友達ができ、やっと友達と言える人になった。

僕が彼女に振られた理由も分かる。

僕は勉強もできない、スポーツも得意ではない、部活にも入っていない、友達関係も分からない、

何も僕に良いところなど無かったのだ…

もっと勉強できたらな、もっとスポーツができたら、もっと他の人みたいにかっこ良かったらなど他の人を良いなと思うことしか出来なかった。

そんなことを考えながら僕は帰った。

ちょっと泣きながら自転車をこいで。



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