無能力の俺努力して気付いたら最強でした

飛龍

エピローグ

「どうか王国をお救いください!!」

その助けを求める声はリヒト山にこだました。


ある日突然ヴィント王国に魔物の大群が押し寄せたのだ。

王国側は即座に防衛線を引き迎撃戦を開始したものの魔物の数に押され始めており日に日に防衛線が後退しているのが現状でありこのままでは亡国は免れないことは火を見るよりも明らかであった。

王国は他国に救援を求めることも考えられたがこの状況を打開できる軍はどこの国を探してもないだろうという結論となった。

藁をも掴む気持ちで親衛隊隊長のリリー・フェーダーを過酷な環境であるリヒト山に派遣し山に住む仙人に救援を頼むことを決定した。

なんとか魔物の包囲網を脱出しリヒト山の麓に到着した。

リリー「ここからは私一人でいく。」


親衛隊員「ここは過酷で有名です。お供を連れて行かれては。」


リリー「私のことを甘く見られては困る。それに私が女だから言っているのなら許さんぞ。」


親衛隊員「失礼しました。では我らは馬車の護衛を務めます。」


リリー「そっちは任せる。」


リリーはリヒト山を登り始める。

1時間後

リリーは中腹で山小屋を見つけた。

リリー「誰かいますか?」


??「こんなとこにお客さんか、珍しい。」


リリー「あなたは?。」


??「俺はバルド・ブラッドだ。ここの山小屋の主さ。」


??「師匠客ですか?」


バルド「そうだ。見るからに王国の人間だと思う。」


リリー「あなたは?」


??「俺はアレス・ヒューリアスです。あなたは?」


リリー「私は王国の親衛隊隊長のリリー・フェーダーです。今日はお願いがあって来ました。」


バルド「要件を早く言ってくれ。まどろっこしいのは嫌いなんだよ。」


アレス「相変わらずその性格直したらどうですか?」


バルド「それは割れた岩を元に戻すのと同じだ。すまんリリーさん話が脱線しましたが要件は?」


リリー「王国を救ってませんか?」


バルド「なるほど。状況を詳しく。」


リリー「今は王国中の兵力を四方向に防衛線を敷き応戦していますが押され始めているのです。」


バルド「なるほどな。アレス行って来い。」


アレス「タダ働きですか?嫌なんだけど。」


リリー「可能な限り報酬を出すことを王様は約束してくれました。」


バルド「そうと決まればぶちかまししてこい。」


アレス「しゃあない。行きますか。」


バルド「お前は最高傑作だ。大丈夫お前ならできる。」


アレス「じゃあ行きましょう。リリーさん。」


リリー「よろしくお願いします。アレス様。」


アレス「様は辞めてくれ。」


リリー「麓に馬車が止まっています。直ぐに行きましょう。」


アレスは腰に剣を差し山小屋を出た。


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次回に続く









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