第14話 真相


僕は休みの日に興信所を訪れた。

愛ちゃんの旦那の浮気相手は、新人の銀行員だったのだが、面白いことにこの子は上司やいろんな人と関係をもっていた。

使いやすくて助かるなあ。

脅しやすいという意味で。

まずはこの上司にあたる五反田という男に近付こうか。

なになに?既婚者?

世は乱れてるね。

いや浮気するやつには似たものが寄ってくるのかな?

愛ちゃんだけが巻き添えをくらった被害者だな…。


「調査は続けますか?」

「いや、これだけあれば満足です。ありがとうございます。」

費用はバカにならなかったけど、お金はあり余っていたし別に気にならない。

愛ちゃんにとって有利になる切り札が増えて良かった。

ホテルから出てくるところだけではなく、車で致してるところまで出てきて、探偵怖いなあと思った。

そしてこいつらも節操がない。

こんな堂々と…見られたい願望でもあるのだろうか?

とりあえずこの写真は衝撃を受けてしまうだろうから愛ちゃんには見せないでおこう。


ひとまず五反田宛に車でのシーンの写真を郵送しておいた。


″奥様にバラしてほしくなければ、蓮沼という男を〇〇店に資産運用の計画立案などなんでもいいから営業に行かせろ。来週の水曜日、午前11時に″


という無茶振りをしてみた。

こんな理由のために部下を行かせるだろうか?

仕事に私情を挟むだろうか。

匿名で出したから、僕に連絡することはできないし、いてもたってもいられないだろうなあ。


あとは念のために浮気相手の子にも送らないとね。


″あなたの親は教師をしているみたいだね。学校にこの写真ばらまこうかな?教師が自分の子供の教育もできないなんて、みんなからどう思われるかな?″


五反田に送った同じ写真と、いろんな人とのシーンの写真を全部送っといた。


これはあくまでも前座なので内容証明ではない。

ただの匿名での書類郵送だ。

読まずに捨ててしまえばそれで終わり。

まあ内容証明のときにどうせわかるんだけどね。

いつ裁かれるかわからない生活を送るのもスリルがあって楽しそうだから、いいかなーと思って。

ちょっとした復讐かな。

愛ちゃんのことを苦しめたんだから当然だ。

まあそういう意味では五反田はあんまり関係ないんだけど、旦那を動かすために必要な人材なので頑張ってもらおう。

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