洒落のセンスが輝く!おそろしい高校生がいたものだ……

まず冒頭は、エッセイ執筆中の現在になっている。
ふむふむと読み進める。
まあ読めるけど主義や主張がすごいわけではなさそうだ、とややテンションが下がった。
(わたしはエッセイを読む際、作者の人物像が知りたいので)


そんなときに『やつ』が表れたのである。

『このまま誰にも読まれずに地球を漂うだけでは、あの頃の僕が化けて出てきかねない。』(本文引用)

いやあ、吹いたね。
笑った。なんという洒落の上手さよ。


そして、エッセイが本題に移った。
当時書いたというものとのこと。
ところどころに挟まれている洒落が面白くて、読むのがやめられない。
いやあ、読んでよかった。

★3つ。エクセレント!