一 彼女

iii

第3話

!。


 想像を遥かに越える長蛇の列。

 幾つかの角を曲がり、曲がる度に時計をみる。

 やがて、当初予定していた、駅に向かいたい時刻になる。


 いまさら、余裕をぶっこいて、のんびり昼食、デザートを楽しみ、

にぎやかさにつられてお土産をあれこれ選んでいたことを思いだし、

後悔と反省の渦にのまれる私。


 悩んだ末、彼と今一緒で、帰りは結構遅くなることを

母に伝えるつもりでスマホを取り出した私に

彼は次の角まで進んで

神殿が未だずっと先だったら

あきらめて帰ろうと提案してきた。


 時間厳守のつまらない雰囲気を

家族を大事にする君は素敵だとおもうよ、

という言葉が添えられることで前向きに。  


角を曲がる。


ivにつづく

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