回顧

iv

第10話

手に一杯の食べ物と飲み物を抱え、何食わぬ顔で、でも、早歩きでゲートを過ぎます。


 警報は、

       鳴らなかった。


 その時の私は知る由もありませんが、この世界では必要とするモノを自由に持って行って良い社会です。


多くのモノを持って行ってもらえることがステータスな社会でそれを確認するためタグが発展した社会です。


 二日近く、何も食べていなかったのでスーパー風の店から少し離れた、前日野宿した公園風の見晴らしの良い所にあるベンチ風のモノに座って、結構な勢いで食していました。


vにつづく

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