女神の手違いで異世界転生を遂げた主人公・海宝航。
しかも豚として……。
狩人に捕まり、市場に売られた彼はしかし、そこで常人には理解できない行動に出る……!
客観的な視点から見ると、この物語は間違いなく悲劇的なホラーです。
まだ寿命があるのに豚として異世界に転生させられ、狩人に捕まり、市場に売られている状況……常人ならば涙に泣き暮れて、誰にもその涙を理解されないままに人生(?)を終えるでしょう。
しかし、この主人公は常人とは一味も二味も違いました。
どんな苦境に陥っても、有終の美を飾ってやろうと懸命にもがくのです。
その姿は滑稽で笑いを誘うのはもちろんなのですが、
生きる勇気をもまた、その姿から感じてしまいます。
そんな主人公の懸命な努力もあり、物語は思いもよらない顛末を迎えることに!
面白いです!是非ともご一読ください!