大宝元年(701年)~天応2年(782年)

大宝たいほう元年(701年) 辛丑かのとうし

・大宝に改元。 [3月21日]

・大宝地震。 [3月26日]

・大宝律令を施行。 [6月8日]


大宝たいほう2年(702年) 壬寅みずのえとら

・第八回遣唐使。粟田真人あわたのまひとが遣唐大使。武則天に謁見する。

持統天皇じとうてんのうが崩御する。 [12月22日]


大宝たいほう3年(703年) 癸卯みずのとう

忍壁皇子おさかべのみこは知太政官事に就任して太政官の統括者となる。 [正月]


慶雲けいうん元年(704年) 甲辰きのえたつ

・慶雲に改元。 [5月10日]


慶雲けいうん2年(705年) 乙巳きのとみ

・令外官として中納言を新設。


慶雲けいうん4年(707年) 丁未ひのとひつじ

・文武天皇が崩御する。 [6月15日]

・元明天皇が即位する。 [7月17日]


和銅わどう元年(708年) 戊申つちのえさる

・和銅に改元。 [1月11日]

和同開珎わどうかいちんが鋳造される。 [5月11日]


和銅わどう3年(710年) 庚戌かのえいぬ

・興福寺建立。

・平城京へ遷都。 [3月10日]


和銅わどう4年(711年) 辛亥かのとい

伏見稲荷大社ふしみいなりたいしゃの建立。

蓄銭叙位令ちくせんじょいれいの発布。 [10月]


和銅わどう5年(712年) 壬子みずのえね

・古事記が編纂される。 [1月28日]


和銅わどう6年(713年) 癸丑みずのとうし

・元明天皇が風土記の編纂を命令。


霊亀れいき元年(715年) 乙卯きのとう

・霊亀に改元。 [9月2日]

・元正天皇が即位する。 [9月2日]

・元明天皇が譲位する。 [9月2日]


養老ようろう元年(717年) 丁巳ひのとみ

・養老に改元。 [11月17日]

・第九回遣唐使。


養老ようろう2年(718年) 戊午つちのえうま

・718年 養老律令が成立する(施行は757年)。


養老ようろう4年(720年) 庚申かのえさる

・『日本書紀』が編纂される。


養老ようろう5年(721年) 辛酉かのととり

・元明天皇が崩御する。 [12月7日]


養老ようろう6年(722年) 壬戌みずのえいぬ

百万町歩開墾計画ひゃくまんちょうふかいこんけいかくが出される。


養老ようろう7年(723年) 癸亥みずのとい

・三世一身法が発布される。 [4月17日]


養老ようろう8年(724年) 甲子きのえね

・陸奥国に多賀城を築く。


神亀じんき元年(724年) 甲子きのえね

・神亀に改元。 [2月4日]

・元正天皇が譲位する。 [2月4日]

長屋王ながやおうは左大臣に任ぜられる。 [2月4日]

・聖武天皇が即位する。 [2月4日]

・藤原宮子に称号を贈るが長屋王の反対で撤回された(辛巳事件)。 [3月22日]

・陸奥国に多賀城を築く。


神亀じんき6年(729年) 己巳つちのとみ

藤原宇合ふじわらのうまかいは兵士を率いて長屋王の邸宅を包囲する。 [2月12日]

・長屋王の変。 [2月12日]

・光明子が皇后に立てられた。


天平てんぴょう元年(729年) 己巳つちのとみ

・天平に改元。 [8月5日]


天平てんぴょう5年(733年) 癸酉みずのととり

・第十回遣唐使。授戒の出来る僧を日本に呼ぶために栄叡・普照が唐に渡る。。


天平てんぴょう7年(735年) 乙亥きのとい

・天平の疫病大流行。


天平てんぴょう9年(737年) 丁丑ひのとうし

・藤原四兄弟が天然痘で死去。


天平てんぴょう12年(740年) 庚辰かのえたつ

藤原広嗣ふじわらのひろつぐの乱。 [8月29日]

・藤原広嗣は乱を鎮圧されて斬首される。 [11月1日]


天平てんぴょう13年(741年) 辛巳かのとみ

・聖武天皇は国分寺建立の詔を発す。

・聖武天皇は恭仁京へ遷都した。 [12月15日]


天平てんぴょう15年(743年) 癸未みずのとひつじ

・鑑真の第一回日本渡航計画(失敗)。

橘諸兄たちばなのもろえは左大臣となる。 [5月5日]

墾田永年私財法こんでんえいねんしざいほうを発布。 [5月27日]

・聖武天皇は大仏造立の詔を発する。 [10月15日]


天平てんぴょう16年(744年) 甲申きのえさる

・大伴駿河麻呂が蝦夷征討を命じられる(三十八年戦争)。

・鑑真の第二回日本渡航計画(失敗)。

・鑑真の第三回日本渡航計画(失敗)。

・聖武天皇は難波宮へ遷都。 [2月26日]


天平てんぴょう17年(745年) 乙酉きのととり

・聖武天皇は紫香楽宮へ遷都。 [1月1日]

・聖武天皇は平城京へ遷都して帰還する。

・鑑真の第四回日本渡航計画(失敗)。


天平てんぴょう18年(746年) 丙戌ひのえいぬ

・第十一回遣唐使。


天平てんぴょう20年(748年) 戊子つちのえね

・元正上皇が崩御する。 [4月21日]

・鑑真の第五回日本渡航計画(失敗)。 [5月]

・鑑真は海南島へ漂着した。。 [10月]


天平感宝てんぴょうかんぽう元年(749年) 己丑つちのとうし

・天平感宝に改元。 [4月14日]


天平勝宝てんぴょうしょうほう元年(749年) 己丑つちのとうし

・天平勝宝に改元。 [7月2日]

・聖武天皇が譲位する。 [7月2日]

・孝謙天皇が即位する。 [7月2日]

・聖武天皇は独断で出家する。 [7月2日]


天平勝宝てんぴょうしょうほう3年(751年) 辛卯かのとう

・「懐風藻かいふうそう」が作られる。 [11月]


天平勝宝てんぴょうしょうほう4年(752年) 壬辰みずのえたつ

・東大寺正倉院が創建。

・第十二回遣唐使。

東大寺盧舎那仏像とうだいじるしゃなぶつぞうの開眼法要。 [4月9日]


天平勝宝てんぴょうしょうほう5年(753年) 癸巳みずのとみ

・鑑真の第六回日本渡航計画(成功)。 [11月16日]


天平勝宝てんぴょうしょうほう6年(754年) 甲午きのえうま

・鑑真が奈良に到着する。 [2月4日]

・鑑真は東大寺大仏殿に戒壇を築き、上皇から僧尼まで400名に菩薩戒を授けた。 [4月]


天平勝宝てんぴょうしょうほう8年(756年) 丙申ひのえさる

・聖武上皇が崩御する。 [5月2日]


天平勝宝てんぴょうしょうほう9年(757年) 丁酉ひのととり

・養老律令を施行する。 [天平勝宝9告ュ治]

・橘奈良麻呂の乱。 [7月2日]


天平宝字てんぴょうほうじ元年(757年) 丁酉ひのととり

・天平宝字に改元。 [9日6日]


天平宝字てんぴょうほうじ2年(758年) 戊戌つちのえいぬ

・孝謙天皇が譲位する。 [8月1日]

・淳仁天皇が即位する。 [8月1日]

藤原仲麻呂ふじわらのなかまろが恵美押勝に改名する。 [ 8月25日]


天平宝字てんぴょうほうじ3年(759年) 己亥つちのとい

・藤原恵美押勝は新羅征伐の計画を立てる。

・第十三回遣唐使。

・唐招提寺が創建される。


天平宝字てんぴょうほうじ4年(760年) 庚子かのえね

・光明皇后が崩御する。 [6月7日]

・「万葉集」が作られる。


天平宝字てんぴょうほうじ5年(761年) 辛丑かのとうし

・第十四回遣唐使。


天平宝字てんぴょうほうじ8年(764年) 甲辰きのえたつ

・藤原仲麻呂の乱(恵美押勝の乱)。 [8月]

・称徳天皇が重祚する。 [10月9日]

・淳仁天皇が譲位する。 [10月9日]

・淳仁廃帝が淡路に流される。 [10月14日]

・道鏡が太政大臣禅師となる。


天平神護てんぴょうじんご元年(765年) 乙巳きのとみ

・天平神護に改元。 [1月7日]

・神功開宝が鋳造される。 [9月8日]

・淳仁廃帝が崩御する。 [10月23日]

・道鏡は法王となる。


天平神護てんぴょうじんご2年(766年) 丙午ひのえうま

・吉備真備は右大臣となる。 [10月20日]


神護景雲じんごけいうん元年(767年) 丁未ひのとひつじ

・神護景雲に改元。 [8月16日]


神護景雲じんごけいうん3年(769年) 己酉つちのととり

・宇佐八幡宮神託事件。


神護景雲じんごけいうん4年(770年) 庚戌かのえいぬ

・孝謙(称徳)天皇が崩御する。 [8月4日]

・道鏡は下野薬師寺別当(下野国)を命ぜられて下向する。 [8月21日]


宝亀ほうき元年(770年) 庚戌かのえいぬ

・宝亀に改元。 [10月1日]


宝亀ほうき11年(780年) 庚申かのえさる

・宝亀の乱。 [3月22日]


天応てんおう元年(781年) 辛酉かのととり

・天応に改元。 [1月1日]


天応てんおう2年(782年) 壬戌みずのえいぬ

・氷上川継の乱。 [閏正月10日]

・延暦に改元。 [8月19日]

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