第18話:王国の滅亡
激しい戦闘の中、エリオスの父・アルデバラン王は、星の力を解放しようとしていた。
「我が命に代えても……星の光を絶やすわけにはいかない!」
彼は王家に伝わる《星の封印》を発動しようとしていた。それは、星の王国に満ちる光の力を一点に集約し、《闇の王》を封じる術式だった。
しかし――
「父さん、やめろ!!」
思わず叫ぶエリオス。しかし、その声は記憶の中の彼には届かない。
アルデバラン王は剣を天に掲げ、星の欠片の核をその身に宿す。
「今こそ、星の光を解放する!」
眩い光が放たれ、《闇の王》ノクトゥスを飲み込んでいく。
「グォォォォ……!」
しかし、完全に封じることはできなかった。
封印が完成する直前、《闇の王》は王を貫く一撃を放つ。
「ぐっ……!」
王の身体から光が溢れ、同時に王国全体が崩壊を始める。
そして――
星の王国は滅び去った。
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