徒労

最近simカードを売ったり貸したりするビジネスやコンピューターのリサイクルをするビジネスがうまくいっている。多くの人が面倒がっていることをやると確実に金になる。顧客の情報をブラックマーケットに流すといくらで売れるのかにも最近興味がでてきた。最近治安が悪くなっているし通信手段を確保したいグレーな集団もでてきている。最近だとチャカを用意して政府を倒そうとしているところからsimカードを1万枚くらいほしいという発注があったばかりだ。

正直まじめに商売してても税金もそれ以外のところも持っていかれるからなんで生きているのかわからない。いつからかこういう徒労感ののような感じている。

寄ってくる人間もクズのような人間か、たかろうとしてくるやつくらいだ。自分もすでにクズになっているかもしれないがもうどうでもいい。

正直いまのような状況はよくわからない。なにもできない状況かもしれないし、何でもできる状況かもしれない。

最近自分でコンピューターの記憶媒体をすべて確認してみたら結構やばいデータがあることに気づいた。これは確実に売れる。どうしてストレージを暗号化しないのかよくわからない。金を払えばすべてチャラにできるとでも思っているのだろうか?

simiカードは製造している企業からなんとなくどのように作っているか教えてもらった。esimというのもどのようなソフトウェアか動いているのか詳細をさらしているサイトがあった。

結局末端の人間を安く使おうとして努力すればするほどどうしようもない状況になる。突然地盤が抜けるようなものだ。普通なら行動を起こそうとしない人が理不尽な状況にさらされ続ければどうしようもないことを突然したり、どうしようもない状況を無視することはあるだろう。

たぶんローマ帝国が崩壊したときもこういうことがあったんだろうという気がする。その時も侵略したところから奴隷を調達してどうしようもない状況で働かせてどうしようもない状況に加担させていた。今とローマ帝国は当然違うだろうが人間は仮に法律があったとしても法律を守る必要がなかったり法律をちゃんと守ろうとすればするほど不利益を被ったり法律を破ったやつが得をしていたりすると当然法律を守らなくなる。どうしようもないとかんたんにいうことはできるだろうがどうしようもない状況を分析しようともせず改善しようともしなければどうしようもない状況の一部でありどうしようもない状況に加担しているのと同じなのだ。

日本人は問題の予防を問題を認識しないことと同じように考えている。問題を予測し事前に対処するのではなく問題が問題だと様々な人に認識されてから問題だと定義しようとする。結局の所優先順位とかいうお題目をでっち上げてなにもしていないということなのだろう。問題が問題となるまでに屍が積み重ねられているのだ。

政府は追い詰められているかもしれないが個人の場合はガチャの要素があるとはいえ逃げることはできる。どうしようもない日常が更にどうしようもなくなる状況を見ることにする。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る