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  • ヴェネチア共和国にてへの応援コメント

    yagiです。
    今回は私の企画に作品を提供していただきありがとうございます!
    作品を読ませて頂きました。

    悪魔の弾く曲を生涯かけて完成させた男の話。悪魔との契約と言うべきなのでしょうか、誰もが魅了される曲を見せる代わりに、これを完成できなければ悪魔に存在を奪われてしまう。
    ヴァイオリンに磨きをかけ、多くの人間から認められ、尊敬される地位を手に入れても悪魔の曲には足りず葛藤する様がとてもドキドキしました!
    そして最後の締め、男の名前と完成した曲名がバッと出る演出が最高にかっこよかったです!

    この作品を読んで私は「ヴァイオリンソナタ ト短調『悪魔のトリル』」というのがどんな曲なのか気になり、youtubeで調べて聞いてみましたが凄い曲でした。
    作品の感想とはいささかズレてしまうかもしれませんが、曲を聞いた感想を書かせて頂きます。(先程聞いたばかりなので、若干興奮しています)

    第一楽章。
    凄くしっとりとしていて、綺麗な歌声を聞いているかのような、静かな花畑を眺めているようなそんな印象を受けました。けれどどこか暗く切ない部分というのも感じました。『静かな』というイメージはここから来ているのかもしれません。
    個人的にこうしたしっとりとした曲が好きなので、とても魅力的に感じました!

    第二楽章。
    第一楽章とは打って変わってテンポが上がり、色々な音が連続して、まるで踊っているかのような軽快さが気持ちの良い曲でした。少女が軽い足取りで楽しそうに踊っているような、そんなイメージでしょうか。しかし後半の盛り上がりはかっこよく、ピアノがどんどんクレッシェンドしていく部分がヴァイオリンと合わさって迫力を感じました!

    第三楽章。
    ヴァイオリンの入りで空気が一瞬で変わったのが分かりました。凄く惹かれ、魅了される最高の入りでした! ここだけでもう一番好きな楽章になりました。
    この楽章は何と言いますか、ヴァイオリンとピアノの音が迫ってくるような迫力がありました。
    その後に来る中盤の切なく、聴かせてくる静かなメロディーはとても心に染みわたります。

    そしてなにより凄いと感じたのはヴァイオリンのソロでした。ピアノがなくなったというのに迫力がどの部分よりも段違い! 音の連なりが洪水のように押し寄せてくる感覚は圧巻。ヴァイオリニストの指が絶え間なく動き続けるのを見れば、ここがいかに難しいのかが分かります。体が曲と共に、ヴァイオリンと共に揺れ動く様は演奏者と楽器が一体になっているのではないかと錯覚させるものでした。きっと体の一部になるくらいに技量を積まなくては、この曲は弾けないのでしょう。

    そして作中で男が言っていた『神の声』とはきっとここだ! と確信しました。
    曲を聞いてから、もう一度読んでみると「ああ! ここはこの曲のこの部分を指していたのか!」と別の味わいがして凄く面白かったです。

    とても長くなってしまいました。
    改めて今回私の企画に作品を提供していただきありがとうございました。
    そして、こんな素晴らしい曲に巡り合わせていただき、ありがとうございまた!
    良きカクヨムライフを!

    作者からの返信

    yagiさん
    応援コメントありがとうございます。

    非常に真摯にご評価いただき、感激しております!
    なんだかとても恥ずかしい限りで、両手で顔を隠しつつ隙間からチラ見する、そんな心境です。

    題材にした悪魔のトリルも聴いていただけて、とても嬉しい!
    名前だけ有名なのに本筋を知らないのはもったいないと常々思っていたので、自分なんかよりよっぽど情感あふれるレビュー返しを頂いてしまい汗顔の至りでして;

    差音に関してはモンゴルのホーミーが有名ですが、ヨーロッパ方面でも理論的な開発が進んでいますね。
    yagiさんもたくさん素晴らしい作品に出合い、良きカクヨムライフをお過ごしください。
    ワタクシも微力ながら応援してますデス!