旅の思い出

タキコ

第1話 旅の思い出

     旅の思い出

  


 84歳と83歳の姉妹です。何時迄旅ができるかな?話をします。お互いの体調心配しながら、いつ行く?やっぱり春がいいかな?ゴールデン明けにする?



 最近の旅は生まれ故郷の神戸に出かけました。震災から何年も過ぎていたので、街並みも

まるで変り、長い年月かけて、復興したのがよく分かります。人々の底力まざまざと思わせる光景です。私達の住んでいて店を構えていたところも道幅広くなり、空き地になり、その変貌にびっくりです。



 三宮から有馬温泉に行くことにしました。

 


 1時間ぐらいで着きました。



 その温泉は女性客の多い宿でした。



 源泉は鉄分の多い成分と、硫黄の匂いのする2色の違う温泉でした。



 ぬるい水に足をつけると、小さな子魚が寄ってきて角質を食べてくれるのですが、

こそばゆく、笑いながら我慢です。



 姉妹だけの時間が過ぎてゆきます。何時までこんなのんびりができるかな?



 そんな感慨の中で、昔ものんびりした旅をしました。



 もう40年は立つかな。


 シンガポールに1週間の予定で出かけました。



 この旅行も、妹の家族と一緒でした。甥っ子がマレーシアで働いていたのでそれで、ピザも使い現地集合の旅でした。



 ホテルはウエスティンです。60階の部屋に2部屋使い宿泊です。



 見渡すと60階からは地平線が曲線で見えます。



 61階はバイキングで宗教の違いから、様々な料理がありました。



 何がおいしいかと見まわしますが珍しい果物の多いこと、それに感動です。



 ウエイターがサービスしてくれますが、ターバンの人、白人、アジア系、現地の人

にこやかにサービスが始まり、楽しい食事でした。



 部屋の鍵はカードキーでした。プール、テニス、ランニング、もできます。



 道端の花が、ランなのでびっくり、季節が変化ない、熱帯に近いからなのか

珍しい花が目を楽しませてくれます。



 夕食は、屋台、それから日本食、大きな日本百貨店があります。その中で食べると結構

高いです。



 サンセットクルーズも楽しかったね。

 海の色が日本のような色ではなかった。夕方の太陽は素敵だけど、鉛色に見えました。



 朝出かけるとき枕の上にチップを置いて出かけます。現地のお金でもいいのですが、日本円を置いておくととても喜ばれます。千円ほど置くとびっくりされます。当時レートの違いかメイドさんの1月分の給料でした。



 甥っ子は私たちと入れ違いににほんに社用で帰国、日本語の分かるガイドさんお願いしました。



 ガイドさんに千円上げるとびっくりされていました。


 


 甥っ子の仕事はマレーシアで原木の買い付けの仕事でした。当時マレーシアは王属の

国なので、王様と山の買い付けをしたりする仕事で若いのに態度のでかいこと、5年間

働いた後、カナダに3年間行くと幹部になる事のようでした。



 クーラーの利きすぎで妹は頭痛がするので薬をお願いすると50円でした。




 マレーシアにビザで渡り王様の衣装で写真を撮ったりしました。



 今から思うと随分贅沢な旅でした。甥っ子の計らいかな。



 その甥っ子は今は、違う会社に移り中国に行ったりしています。


外国旅行は台湾、韓国、にゆきました。



 83歳の80歳の旅行もう外国は無理だねと話をします。おたがいにげんきであればのはなしです。



 人生あとどのくらいこの姉妹に機会があるのかな。

なるべく元気に居たいけれど、人生自分にはわからないけど、私は筋肉体操、ヨーガとその時の気分で自分の健康管理をしています。



 介護事業は10年別の会社で働き、そのあと福祉事業立ち上げで1年間勉強して、会社作り24年間続けて今年の3月で会社閉鎖ですが、利用者さんはヘルパーごと別の会社に移り私は、この後自分の好きな事探しを始めます。



 ヨガとか編み物,料理教室、息子とパソコン教室もいいなぁとか思い描いています。

 


 マー少し体調整えて考えましょう。



 空想するだけでも楽しいね。



 また機会あれば今こんなことしていますとお知らせいたします。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

旅の思い出 タキコ @takiko19

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る