ナレーターの正体に想像を膨らませながら読むと更に面白い

本編の数百年前に魔王を倒したとされる勇者シュナイゼルは、今のところ本作全体のラスボス筆頭候補ではないかと思われる上に、(第43話あたりで)主なナレーターの正体である可能性も高まった。

そのシュナイゼルは自分の本来の野心を叶えるため、ゼノスたちの様子を嬉々として我々読者側に解説しながら、一体どんな策謀を巡らせているのだろうか?
彼がゼノスのアレな言動に爆笑している裏側では、どんな思いが渦巻いているのだろうか?
ひょっとしたら現在の彼自身もまた、実は誰かの転生体だったりするのだろうか?

そういった諸々に思いを馳せながら本作を読むと、また格別な面白さを味わえる。
かなりキテます。