VTuberを描く・目指す人のための実践ガイド
たなかし
Vチューバーを始めるために必要な機材・環境
「Vチューバーになりたい(描きたい)!」「配信(執筆)を始めたいけれど、何が必要なのだろう?」
そんな疑問を持っている人は多いかと思います。そこで、独自に取材・調査したVチューバーになるため(描くため)の基本情報を記していこうと思います。
今回は、Vチューバー活動を始めるために必要な機材や環境について、私の知る範囲で解説します。
1. PCスペックはどのくらい必要?
Vチューバー活動には、ある程度のスペックを持つPCが必要です。他の機材は妥協しても、PCだけは良いものを用意したほうがよいでしょう。
最低限のスペックの目安は以下の通りです。
CPU:Intel Core i5以上 / Ryzen 5以上
メモリ:16GB以上(最低でも8GB)
GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660以上(VTube StudioやOBSを使用する場合)
ストレージ:SSD推奨(HDDだと処理が遅くなる)
特にGPU(グラフィックボード)が重要で、フェイストラッキングや配信ソフトをスムーズに動かすためには、ある程度の性能が求められます。予算に余裕があるなら、RTX 3060以上を選ぶと安心です。
2. Webカメラ or iPhone? フェイストラッキングの選び方
Vチューバーとしてアバターを動かすには、顔の動きをトラッキングするデバイスが必要です。
Webカメラ(Logicool C920など)
安価で手に入りますが、トラッキング精度はやや低めです。
iPhone(TrueDepthカメラ搭載の機種)
「VTube Studio」などのアプリを使えば、高精度のフェイストラッキングが可能です。
iPhone X以降のモデルなら、表情の細かい動きまでキャプチャできます。
最近は、iPhoneを使うのが主流です。特にLuppetやVTube Studioと組み合わせると、リップシンクや表情の再現度が高くなります。
3. 音質は命! おすすめのマイク
音質の良し悪しは、リスナーの定着率に大きく関わります。そこで、マイク選びは慎重に行いましょう。
コンデンサーマイク(音質重視)
Rode NT1-A、Audio-Technica AT2020 など。
クリアな音質ですが、環境音を拾いやすいです。
別途オーディオインターフェース(YAMAHA AG03など)が必要です。
ダイナミックマイク(ノイズ対策向き)
Shure SM7B など。
環境音を拾いにくく、プロの配信者も愛用しています。
ただし、音を拾う範囲が狭いのでマイクに口を近づける必要があります。
初めてならUSB接続のコンデンサーマイク(Blue Yetiなど)でも問題ありません。できればポップガードもつけると、息がかかったときのノイズを防げます。
4. 配信ソフトの選び方
Vチューバーの配信には、以下のソフトを使うのが一般的です。
OBS Studio(無料)
配信業界のスタンダード。YouTubeやTwitchに対応。
シーンの切り替えやエフェクトも自由に設定可能。
ただし、設定に少し慣れが必要です。
XSplit(有料)
直感的なUIで使いやすいですが、有料プランが必要です。
Streamlabs OBS(初心者向け)
OBSをベースにした初心者向けの配信ツール。
ただし、動作が重めなのでPCスペックに余裕がある人向けです。
5. VTuber用ソフトウェア
モデルを動かすためのソフトも必須です。
VTube Studio(2Dアバター向け / iPhone対応)
Luppet(3Dアバター向け / 高精度トラッキング)
3tene(ミテネ)(初心者向け3Dアバターソフト)
2DならVTube Studio、3DならLuppetが鉄板です。
6. まとめ
Vチューバーを始めるには……
PCのスペックを確認(特にGPU)
Webカメラ or iPhoneでフェイストラッキング
高音質のマイクを用意
配信ソフト(OBSなど)を使う
アバター用ソフトを導入
最初に機材を揃えるのは大変かもしれませんが、最近はスマホだけで活動するVチューバーも増えています。まずは自分のスタイルに合った方法を見つけて、気軽にチャレンジしてみましょう。
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