竹のように、僕ら

第9話

僕たち二人が並んで座ってる画(え)が

帰りの地下鉄の窓に映るのを見て


あの頃の夢が叶ってることを知る


同じ事になりそうさ…何をやっても

ワクワク新しい気持ちになれなくて


いまひとつ自信を持てないでいる僕


君が灯した最後の線香花火は

長く輝きながら落ちていった

この僕もそんなふうに

あぁ 生きられるだろうか


どうしても繰り返すだけになりがちな日々

「今はね、少し楽しんでみようと思う」


それはきっと君にとっての“旅”になるだろう


ごめんね、僕の勝手な勘違いなら

君は僕との時間を増やすことに積極的


夢のような話さ、でもこのままの自分じゃ…


『竹はもたれ合うことなく伸びてるが

その葉で互いを守ってる』君の言葉さ

そんな二人になれたら…

あぁ なれるんだろうか


夢はどんどん大きくなってく…


2003.9.18

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