救いの石板(月光カレンと聖マリオ33)
せとかぜ染鞠
救いの石板(月光カレンと聖マリオ33)
「あの夢を見たのは、これで9回目だった。」
そう石板には刻まれていたらしい。
「お忘れではあるまいな。縦書きの記述で,『見たのは』のあとは コンマではなく読点だった。
「石板の内容が知れ国情は救われたのかい?」
「あなたが進言したではないか」俺を ゴールドだと 勘違いする鳥綺が 怪訝な顔をする。「絶食後に 9回同じ夢を見たとき,夢に見たことを実際に試みられよと。王妃は米の雨の降る夢を9回見たのち王宮の塔より米を散布した。民は歓喜し奇跡も起こり慈雨に恵まれたのだ」
大方ゴールドが科学の力を以て雨を降らせたのだろう……
「でもトリ妖精国はその後も災害つづきなの」鶏に似る女が現れ,
「トリの降臨である~~」鳥綺が現王妃の御出座しを告げる。
「何も救われていない」トリは両腕をあげさげし苦悩を訴えた。シャーリングを施すドレス袖の 幾重もの長いレースが数
だから俺はゴールドじゃない。彼女の勘違いの責任をおしつけられても困る。そもそも石板には――「『あの夢を見たのは,これで9回目だった』なんて 本当に書いてあったのかい?」
「書いてあった!」鳥綺が唇を尖らせる。「ともに目にしたではないか!」
「再度確認しにおいき――いやとは言わせなくってよ」トリが顎をしゃくれば,気絶したまま仰臥する
「
救いの石板(月光カレンと聖マリオ33) せとかぜ染鞠 @55216rh32275
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