『バナダガラ』それは終の街。終から始まり、そして終へと帰着する。永遠の♾でありΦである。 生に執着する者は死を恐れるが。死を識ってまで生を希う者が、果たしてどの様な 終焉 を迎えるのであろうか。この作品は時に聖書の如く。また、時には魔導師の齎す地獄の劫火から逆再生して躙り寄る混沌の物語…。 貌の無い黒衣の隠者が唆す。さあ、混沌と漆黒の時空の彼方へと。 本書を闢け、そして 神々の、冒涜的な哄笑を聞くがいい。