第38話

その日の夜…



「パパーっ!優勝おめでとうっ!」



「ありがとな、琉生。お前のおかげだぞ?」



そう言うと、俺は隣に座っていた琉生の頭をポンポンと撫でた。




「湊汰、おめでとう。」



「ありがとう。」




俺は優勝してしまい、何故かダントツだったらしい。



「何で、俺優勝したんだろうな?」



「だってパパ、カッコよかったもんっ!」



「ほんとか?」



「うんっ!僕、パパのこと大好きっ!」




そんな琉生の言葉に緩む頬。

俺、幸せだ。



「みんな言ってたよ?湊汰がカッコいいって…」



「そんなことないよ。」



「前に座ってた女の人も、あの人イケメンって湊汰を見て騒いでたもん…」



「琉生、ママがいじけてるぞ?」



「ママーっ!いじけないでー。」



「い、いじけてないよっ!もぉ、湊汰っ!余計なこと言わなくていいからっ!」



「ママって意外とヤキモチ焼きなんだなー、琉生?」



「ママってお餅なの?」




真面目な顔でそう言った琉生に、俺と遥香は顔を見合わせて笑った。

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