人生という湖に波紋を与える美しき ”自省録”
- ★★★ Excellent!!!
自分は一体どこから来て、どこへ行くのか。誰しも一度は思いを馳せるものではないか。
お父上のルーツからじっくりと解き明かし、最後はご自身へと向かう、尊い心の開示作。
読めば読むほど、味わい深く感じるのは、気のせいではあるまい。賢人としての含蓄に富んだ作品である。
翠雲氏の心の開示から、次は読み手である貴方は・・・人生という大きな湖に一滴を投じ、波紋を呼びかける作品。
私はこの一連の作品を、マルクス・アウレリウス・アントニヌスの著作に倣い、翠雲氏の ”自省録” と呼びたい。