ちょっと、切ない

お家のない猫ちゃんの暮らしは自由に見えて過酷です。

いつも窓辺に座っている白い猫。できればその隣に座らせてあげたい。
毎日お腹いっぱいサバ缶を食べさせてあげたい。

自由と引き換えの孤独。
手に入らないからこそ美しいもの。

読み終わった後、ああ良かったという思いの底に、ちょっとほろ苦い切なさが残る、そんな作品です。