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カーンカーンカーン といううるさい踏切の音が聞こえる





「あー疲れた…今日も私頑張った!」



私は今職場から家へ帰るところで、もう時間も遅いため誰もいない踏み切りの前でボソボソ呟きながら踏切を待っていた



家に帰ったらすぐ寝よ…ふかふかのベット楽しみだなあ、

飛び込むのがなんとも言えない快感なんだよなあ




なんて思っていたら





クラッ



クラクラする…?貧血?いや、なんか違う…もしかして…

医者に言われた言葉がフラッシュバックする

『残念ながら…』


考えている途中に限界がくる

これやばいやつだ…

まだ、やら、ない、といけ、ないことが、ある、のに……














あれ?














でもやりたいことなんてあったっけ…?





プツン、





そこで私は意識を手放した、


これから何が起こるのかもつゆ知らず









  













沈んで、沈んで、沈んでいく








まるで泥沼のように








真っ暗で何も見えない










音も聞こえない








それが長く続いた。




時は分からない




覚えてすらいない







けれどふと、光が一筋見えた




何故か分からないが必死にそれに向かいもがき、足掻あがいてそれを掴む



そのとき…





『ごめんなさい…私をよろしくね…』





そう、幼い子の声と10代くらいの女性の声が重なって聞こえた







…ような気がした











   






その光を辿たど






そして目を開ける


視界はぼんやりとしていてあまり見えない

ただ明るいことが分かる



「んー、よく寝たー。やばい病院かなぁ、、」


あんな倒れ方をしていたらほぼ確実に病院だよな…


ん?


「あー、あー」


聞こえたのは可愛らしい女の子の声


あれ?声が違う?

甲高い子供の声みたいな


倒れておかしくなった???


目を擦り、開けてきた視界で周りを見ると知らない風景が広がっていた



豪華な天蓋付きの可愛いベット、使われた痕跡がないのにもかかわらず塵1つなく、扉は開いていない姿見(らしきもの)、オシャレなアンティーク系のランプetc…



高そー…




じゃなくて、えーと、まずここはどこ???


こんなに豪華なら病院ではないよね…?

まず起きるか?


「よっ」


起きあがろうとしたが起き上がれず大きなベットの上でコロンと転がってしまった。

なんだか感覚が違う?

ふと自分の体、手を見てみると



「……え?」



多分4、5歳くらいの体の大きさになっていた、そして肌の色素も薄く白い陶器のよう、髪もふんわりとした美しいブロンドの髪


体ちっさ……

待って、このブロンドの綺麗な髪は何?お人形さんみたいだよ?



グッ



しっかり痛い…


もう少し強く引っ張ってみても痛いだけなのでかつらやウィッグとかではないだろう

















…どういうことなの!?








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作者でございます(*´∇`*)

感想、改善点などありましたらコメントお願いします




2025 8/12 一部修正

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