第21話
サラ「王子だったのね。だから、初めて会った時、横柄だったのね」
ディーン「あの時は、本当にすまない。俺も気が動転していたから、余裕がなかった」
サラ「もう、いいわ、気にしてないもの」
「あっ、ミズモが帰ってきたわ」
立上がろうとする私の手を、ディーンが引き留める。
無言で見つめあう二人
私は、この状況が恥ずかしくなり、少し目を伏せ
「剣を…」と再度立ち上がろうとすると、
ディーンが腕を引き、彼の胸の中に引き込まれた。
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