第11話 コラボ打ち合わせ2
最近デビューした人たちの場合は特に最初はコラボをせずに1人で配信をすべきだというリスナーが多いかもしれない。でも配信でコラボをすると言ってしまった手前断るのも難しい。
断ったら断ったでコラボして欲しいリスナーたちからの苦言が呈されるのも確かだ。どちらにせよコラボを受けるしかない。そして話し合いのためリア凸してみたがまさかの同級生…年齢はマネージャーに聞いていたがまさか同じ学校の人気者日野瑞希さんだとは思わなかった。
コラボの打ち合わせということもありコラボの話に変えることにする。
「コラボのことなんだけどFPSは俺の動画でも上手くなると思うからほのぼのとしたゲームに変えない?」
「ほのぼのとしたゲームですか…?」
「うん、FPSは配信外で一緒にやるってことでどう?その時にコーチングするから…!FPSになると集中すると何も話せなくなるからさ…それだと見てる人たちもつまんないってなりそうで…ダメかな?」
「ダメじゃないけどなんか…変に上手くなってたら裏で一緒にやってたとか色々言われないかな?ただでさえ村上くんの名前とかIDは覚えられてるわけだし…参加型配信で私の名前も出たわけだし…」
「うーん…問題はそこだよね…マッチした時にリスナーさんがいたらと考えると…でもサブ垢使うのも少し……開き直ってSNSに告知した上でやるとか?それならば多少……でも間違いなく燃えそうなイメージが…今日帰ってからすぐにゲリラでコラボするか…?」
問題点を上げつつ名案だとばかりに、、いや名案ではないか。でもどちらにせよFPSを楽しんで欲しいからそのためにも教えるべきだよね…?
「開き直ってゲリラでコーチングしましょう!それしかない気がします…!それ終わったらまた今度ほのぼの系のゲームを一緒にやるって感じにしませんか?」
「そうしましょうか…ただ日野さんのとこのリスナーさんはどうなんですか?コラボの件…?」
「うーん、半々って感じですかね、見た感じ」
「やっぱり否定的な人とかもいるんですねぇ…でもコラボを気に否定派も肯定的になってくれればいいですね…コラボ確実に面白いものにしないと批難される未来も見えますね…」
この感じコラボはゲリラでやって次回に繋げようとしてる感じで日野さんはコラボを無理やりしようとしてる感じがして少し裏があるようにも見えてしまう…が、色々考えても仕方ないと思う自分もいる。
パフェを食べながらも少しずつ砕けた話し方に変わってきてる気もする…?慣れてきたのかな?
時間を見ると優に1時間も時間が進んでいた。
「これから家に帰ってコラボって感じでOKですかね?日野さん」
「うん!大丈夫です!」
約1時間(10分ほど2人とも固まっていた)にも及ぶコラボ配信の打ち合わせは終わろうとしていた。
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<あとがき>
少し短いですが11話は終わります!次回楽しみという方は作品のフォロー、いいなと思った方は♡押してくださると嬉しいです!誤字脱字報告や感想等々あればコメントくれると嬉しいです!ではまた!
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