貴族の館を舞台に繰り広げられる、狂気と愛執のストーリーに圧倒されます。文章の読みやすさや、優雅で耽美な情景を思わす世界観も魅力としてさることながら、やはり最も惹きつけられる要素は「ヤンデレ執事達の圧倒的な存在感」ではないでしょうか。個性的な魅力あふれる執事達が、自らの感情や衝動に様々な反応を示す様子、そして彼らの情動が折り重なって繰り広げられる怒涛の展開に引き込まれます。キャラクター達の行く末に目が離せず、思わずページをめくってしまう一作です。ヤンデレに対する認識を揺さぶられるかと。
読みやすくもしっかりした文章でサクサク読めちゃう作品です。まだ序盤ですが、イケメン執事達が女主人公を愛しすぎて奪い合う、ある意味ホラーより怖い作品。そしてその執事達の正体は……。普通の女性向けとはちょっと違う味が良い意味で入っているので楽しめそうです。個性的な女性向け作品が好きな人にオススメです!