『春の天使』
やましん(テンパー)
『春の天使』
『おじいちゃん、あれは、なに?』
『あれは、春の天使と呼ばれる粒子だよ。あれが来ると、春になるんだ。』
『ふーん。りゅうし? 天使のなかまかなあ。それで、春になったのかあ。』
あたりは一面、『さくらもどき』という花におおわれていました。
『さすがだ。粒子は、天使の一種さ。たぶんね。』
『天使さんは、このあと、どこにゆくの?』
『さあなあ。たぶん、遠い遠い、誰も知らない国だな。』
『ふーん。遠い遠い、誰も知らない国のあとは?』
『そりゃ、もっともっと遠い、もっともっと誰も知らない国だな。』
『そのつぎは?』
『きまってるさ。むちゃくちゃもっともっと遠い遠い遠い、もっともっともっともっと誰も知らない国だな。』
『ふーん。行きたいなあ。』
『きみなら、行けるさ。』
ふたりは、大きさや色が違う、あめ玉みたいな、みっつある太陽を見上げました。
彼女は、やがて、4回目のスノーボールアースから、ようやく目覚めようとしていた地球に、3億年ぶりに到達することになりました。
彼女こそ、第3期地球文明の名高い天使、聖女ハルさんだったのです。
みなさんは、その、祖先たちなのです。
ハルさんの住む星は、はるかなはるかな、遠い遠い遠い遠い遠い……………🙀ハアハア!
🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰マズツキニオイデ🐰🐰🐰🐰🐰🐰🐰トオスギハツライナ🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐨🐼マタク🐌🐌🐌🐌🐌🐌🐌🐌🐌🐌ヨイショ!
🙇
『春の天使』 やましん(テンパー) @yamashin-2
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