第3話

「あいって名前がいい。

ひらがなで、あい。」

「え?あ、うん。覚えやすいから

いいかもね。」

「うん、難しい名前つけると、

私自身が覚えられないから。」

「あだなは、あいあい!とかで、

可愛いくできそうだしなぁ。

いいかも〜。

可愛くて親しみやすいのは、最強!

更に、ベッドの上では、、、ふふふ」


店長は、嬉しそうに頷いている。

単純さが良くて、好きだけど、

イライラもする。

扱い易さは、便利だけど容易すぎると

やりがいがないっていうか、、、

つまらなくなる。


「あぁぁぁ、なんだかなあ。

成長ホルモンのせいかなあ〜?!!」

はっきり声に出して言えば

もやっとするものも吹きとばせる、、気がして

思いっきり両手をあげて背伸びをする。


「お、それもいいコメントだな!

あいあいは、まだ成長中♫ってかぁ。

どこが、どんな風に、、

あなたがさがしてみて、はーと。」

ぐふふふと下品にわらう大人の男って

ま、ぢ、で、けがらわしくて。

吐き気。


こん、こん、こん。

ドアが小さくノックされた?と

気づくと同時に

「お疲れ様です、、、誰かいますかあ?」

の声に心臓が跳ね上がる。



み、みつきちゃんだ。

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