書き手が力を抜いて思いっきりのバカ騒ぎを徹底的に楽しんで書くというのも、執筆の一つの正しいあり方かと思います。作者が楽しんでいる気持ちが伝わって読み手もハッピーな気分になります。
もちろん、それだけじゃあダメだという異論は認めますが、自分が楽しまなくって本当に楽しい小説が書けるてのかい? ワタクシはそう反論したくなります。
それにひきかえ、本作品は作者さまが思いっきり楽しんで書いたに違いない、ゴルフバトル小説でございます。毎度の馬鹿馬鹿しいお笑いもあれば、命懸けのスリルもあっって、涙なくては読めない悲しいエピソードもございます。まさに人情落語のような世界でございます
さあさ寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。しっかり読んでくださいな。つまらなかったら、お代は要らねえ! 面白かったら♥️と⭐を置いてっておくれよ❗
素通り寺(ストーリーテラー)さんのゴルフ小説である本作。
これ、ただのゴルフではございません。
主人公、孟子蘭はゴルフの妖精イーカラハ(筋肉ムキムキの大男) と出会い、不思議なゴルフ場へと導かれます。月面まで連れてこられた挙句、何故か生死を賭けたゴルフに興ずることになる主人公。なかなかのトンデモ展開なのです。
ツッコミ所満載のストーリーですが、そこには強引にでも読者を納得させる『凄み』があります。
往年の名作少年コミックのオマージュに溢れる小ネタといい、邪道なようでよく考えると王道な展開といい、ワクワク感溢れる作品です。
少年コミックのファンの方には、特にオススメです。また、同じ作者さんには、本作と世界観を同じくするゴルフ小説が他にもあります。そちらもオススメです。
さて、こちらはファンタジー小説ですが、ただのファンタジー小説ではありません。
それはゴルフというカクヨムでは非常に「マイノリティなジャンル」を題材にし、大胆かつきっちりとエンターテインメントを成し遂げています。
「面白い」にジャンルは関係ないのです。
小説の重要要素の一つ「共感」、少し辛口で言えば「いかにもなキャラ」を主人公にして皆様の興味を引く、「カースト最底辺」とか「ブラックで苦労してる」とか「陰気」「ぼっち」「最弱」などですが、瞬間的に数千PVが取れても結局30話とか進んだ時に、PV二桁、一桁とかに落ち込んで書くのが辛くなる、「それでいいの?」と私は思います。
こちらの物語は「共感」よりも、敢えて「違和感」をスタート時に創り出しています。
そして「キャラが動き語る事」により、「そうそう、わかる!」という「共感」を生み出し。気が付けば「がっちりと読者を惹きつける」という手法です。
さらに詳しく述べますと、わかりやすくあざとい「共感」を単純に提示するよりも、筆者様の人柄や人生経験を反映した深みで語り、初対面の人と気が合い仲良くなっていく過程で味合う「共感性や理解、そして信頼に愛情」という多くのサプライズを、作品中で楽しめる構造と言う訳です。
小説を「書く」という行為は、楽をして「単純な条件を提示」するのでなく、きっちりと「形を変えた自分の人生を語る」、私はそういう行為こそ正しく「書く」行為だとこの作品を通して、改めて認識させられました。
お勧め致します。
この物語は「3馬鹿ゴルファーは今日も大叩き」、「太田 瀧(おおた たき)の不思議なゴルフ」、という小説とも世界をリンクしておりますので、お時間があれば是非拝読されて見て下さい。
そして最後にマニアックに付け加えるならば、様々なアニメやマンガへのオマージュがさりげなくちりばめられており、筆者様の「リスペクトされた作品への深い愛情」も合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。
皆様、宜しくお願い致します( ;∀;)
かつて女子プロゴルファーを目指していたヒロイン「孟子 蘭(もうし らん)」が……リベンジを目指しトンデモ・ゴルフバトルに挑む、新感覚ゴルフ小説!
共通世界観の前作は「へたっぴ主人公が成長する」感じでしたが、今回は「最初から実力の高いヒロイン」なので、プレイにも安定感がありますね……。
そうなると注目しやすくなるのが「相手プレイヤー」となる、「反ゴルフ」というゴルフに否定的な敵とのバトル!
それぞれツッコミどころ満載な敵が面白い……ですが、やはりゴルフはスポーツ。個人的な見所は「戦いを経て分かり合う」オチの部分。ほろりとくることも時にある、成長が温かい……ゴルフを通した人間ドラマは、良いものですよ……!
ツッコミたくなる笑いもあり、ほっこりとし、ヒロインの成長が楽しい……基本コメディで軽快なテンポで読み進められるのも、オススメしたくなるポイントです!
同作者様の世界観が共通するゴルフ小説も、ついに三作目!(エッセイ含めると四作?)
ファンとして通して見てきて、今や長編に達する分量。それぞれキャラも違えば盛り上がり所も異なり、多様な楽しみがありますので、是非とも制覇みては如何でしょう……?
かの民〇書房を思わせるトンデモ・ゴルフ、お好きでしたら、もう断然オススメですよ……?(手招き手招き……)