魚への応援コメント
拝読しました。
魚を捕まえる場面の瑞々しい写実的な描写に引きこまれました。だからこそ、指に吸いついた魚がいつまでも離れない異様さに驚きました。
小学生のころに何かのレクリエーションで釣りをし、ついた針を取り外すときに見た魚の口内のグロテスクさを思い出しました。
魚を捕まえようとする少年(そういえばこの子の性別は明らかではないですね)のちょっとした冒険が、魚を取り除けないことで異界にいるように感じてしまう。そこに構成の妙を感じました。
魚を指にくっつけたまま夜を迎えた、この子の心細さを思うとかわいそうでなりません。
なんとなく魚が死んでも離してくれなさそうなのがまた恐ろしいですね。
作者からの返信
仁木一青さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
大きな魚の口って、結構怖いですよね。子供のころにしょっちゅう祖父の錦鯉の口に手を突っ込んでいたから、よけいそう思うのかもしれません。ふつうは簡単に抜くことができますが、もしも超強力に吸い込まれて抜けなくなってしまったら……しかも魚が重くて引きずっていくこともできなかったら……大きすぎるサイズの魚を飲み込もうとして飲み込み切れず、死んでしまったサギの写真を見たことがありますが、それも思い浮かべながら書いていました。
性別不明で名前もない子供が密かに開いた世界の隙間に落ち込みました。もはやこの子の存在を思い出す人もないのかもしれません。そう考えると、うすら寒い気持ちに襲われます。
コメントをありがとうございました。星でのご評価も感謝いたします m(_ _)m
魚への応援コメント
昔、釣り堀で釣った魚の口の奥の方に釣り針が刺さってしまい、指を突っ込んで取ったことがあります。その時のことを思い出しました…初めてだったこともあったのですが、結構怖かったです😰この穴がどこまで続いているかわかりませんし、もしかしたら喉の奥の方に鋭い歯が生えていて指を噛み切られるかもしれないし…そんな不気味さがフラッシュバックしてくる、上質ホラーでございました😁
作者からの返信
ジロギンさま
こんにちは。わああ、こちらまでお読みくださり、ありがとうございます!
魚の口にどきどきしながら指を突っ込んだ経験あり、ですか。それは、さぞかし本作の薄気味悪さを実感されたことと思われます (^^;) まさに、先の見えない不気味さ、未知への恐怖ですよね。でも、その恐怖とは陶酔と紙一重のところがあるんじゃないかなとも感じます。いや、自分がぞわぞわしている最中にそんなことを考える余裕はないのですが。
鋭い歯の生えている魚もいるので、口の中に指を突っ込むのは結構怖いのですが、歯のない魚に吸い付かれるのも、超不気味です ((´д`))
コメントをありがとうございました。そしてさらにレビューまで! ありがとうございます m(_ _)m
魚への応援コメント
獲った! と思ったら一転、捕られていたんですね(; ・`д・´)
早く帰らなければならないと思っての、近道だったはずなのに、靴を脱いで池に入り込み、時間を忘れて魚捕獲への執着から逃れられなかったのは既に、件の魚からの精神介入があったりしたのか……。魚が背びれを見せていたのも、子供をおびき寄せるためだったような気までしてきますね。
ドカンと襲い掛かる怖さではなく、じんわりとクる怖さの不思議なお話でした(*^^*)
作者からの返信
弥生ちえさま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
> 獲った! と思ったら一転、捕られていた
うわ、この表現にぐいっと心をつかまれました。そうですね、急ぐために近道をしたはずなのに、びしょびしょのどろどろで帰ったらどれだけ怒られるか分かってるのに、魚をたとえ捕まえたってその後困るだけなのに、黒い背びれにふらふらと引き寄せられたのは、魚の放っていた強力な魔力ゆえとしか言いようがありません。
柔らかに語りかけるような素敵なレビューコメントまでいただき、ありがとうございました。
ところで、弥生ちえさまってどんな作品を書かれていらっしゃるのかしらと調べてびっくり。あの弁天小僧桜歌の方だったのですね。あの粋で豪華な世界にはうっとりしました。それに「砂漠の骨」も! こちらは美大入試に惹かれ、でもちょっと怖くなって(?)通り過ぎてしまっておりました。また後ほど読ませていただきます!
ありがとうございました。
魚への応援コメント
主人公は小学生の少年なのでしょうか?
(冒頭もう一押し情報が欲しかったw)
トンネルから隠れ細道に入ると、桐の花の香りが主人公を幻想的な冒険へと誘う。
お題か何かで「魚」だったのでしょうか?
焦点の当て方、ゆっくりと「大物」との格闘シーンは巧みな描写力で読者を最後まで導きます。
最後の残り香も桐の花。
何かの幻想の出入り口の鍵なのかも知れません。
作者からの返信
そうじ職人さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
主人公の性別年齢を明示していないのは意図的なものだったのですが、それが違和感に感じられるのは、まだまだ技術不足ですね。もっと自然に不安感を醸し出せるよう、精進します!
本作は下記の自主企画への参加作品です。
『魚』というホラー小説を探しています
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093094869436642
コメントをありがとうございました。またレビューコメントも励みにさせていただきます!
魚への応援コメント
日常に紛れた非日常。桐の花が香る池は、この世ならぬ場所だったのでしょうか。魚と少年(?)はこれから、どうなるのかしら……。描写が無いからこそ、余計に味わい深いですね。
作者からの返信
プラナリアさま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
この場所自体、すでに非日常の雰囲気がぷんぷんですね。この高台に突如現れる池、実は子供のころの体験がもとになっているのですが、今、地図を見てもそんな場所はどこにもない (^^;) ずっと気になってます。
そしてこの子。男の子か女の子かもわからないこの子、どうなっちゃうのでしょうね。魚は何者なんでしょうね。眠って目が覚めたら大きなタケノコを持って原っぱにいました、なんてオチだとよいのですが。
コメントをありがとうございました。
魚への応援コメント
こんにちは、魚を求めてやってきました。
大きな魚に魅入られて、永遠に抜け出せないような沼に嵌ってしまったように感じました。自力では抜け出せず、宵闇もどんどん深まっていく結末に絶望がひしひしと詰め込まれていてよかったです。面白かったです!
作者からの返信
秋犬さま
こんにちは。魚を求めて、いらっしゃいませ m(_ _)m
これ、この子にとっては恐怖と絶望しかないですよね。魚に指を飲み込まれて動けなくなり、誰かに助けを求めようにも、どんどんあたりは暗くなり、もはや誰も通らないのでは……
夜になったら、真っ暗な池からさらに別のものが出てきて引きずり込まれるんじゃないか、そんなことまで考えてしまいます。
コメントと星でのご評価をありがとうございました。
編集済
魚への応援コメント
佐藤宇佳子様、こんにちは。
魚に指をくわえられるだけでこんなに不気味になるなんて、凄い筆力…
というか、本道をそれてあぜ道を歩いていく描写がすでに臨場感抜群なんですよね。実際にぬかるんで荒れた道を歩いているようで、ここだけ読んでいても楽しい。トンネルから池に至るまでの描写がかなり字数を使って丁寧に語られているからこそ、後半の魚を捕獲する際の動の場面が生きてくるのかな、などと思った次第です…
佐藤様だったら多分、普通にお茶漬け食べてごちそうさまで終わるだけで面白い小説になるような気がします。絵師さんで言えば、圧倒的画力って奴です。自分もそっちを目指したい!と思いつつ、筆力ゼロなのでアイデアで勝負せざるを得ないという…う、うらやましい…
作者からの返信
諏訪野 滋さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます!
滋ちゃんからのお褒めのことば、とても嬉しくて照れくさいです。
ちなみに、トンネルを通って池にたどり着くまでの描写がえらく長くて力が入っているくせに、その後の展開には直接関係ない、というのは最初に読んでもらった友人にも指摘された点です(^^;) 私の作品は、いらないところを詳述しつつ、その伏線めかしたものの梯子を最後にはずし、読み手さまに肩透かしをくわせる癖があるようです。とはいえ、諏訪野さまにご指摘いただいたような効果を狙っていないわけでもありません。ただ、塩梅が分からないので、この匙加減でどうじゃろうな、と常に恐々としながらそっと作品投稿しております。
「う、うらやましい」のあたりは、「またまたあ、そんなことないでしょ!」と軽く流すところですよね? 御作、たとえば『真夏のヴァンパイア』『亀』『ラジオの向こう』(以下略)を読んでは、毎回、その卓越した構成と表現力にぐぬぬとうめいております。私の要領を得ないコメントに、的確かつウイット満載のご返信をいただくたびに、格の違いを見せつけられております。それでも、うわのそらになりつつ、ま・け・な・い・ぞーとつぶやいておりますので、これからも同志としてよろしくお願いいたします!
コメントをありがとうございました。
魚への応援コメント
なんともハイセンスな描写力ですね。
風景も心情も。
売り物の小説を読んでいるみたいなクオリティ。
魚でホラーといえば真っ先にピラニアが浮かびますが、コイのようなありふれた魚で少し外れた日常を描きある種の怖さを醸し出す手腕を見習いたいですね。
これはよほど筆力を高めに書き切らないと難しいし伝わらない。
その際どいラインを攻めた感じに見えます。
またホラー読ませてください。
ありがとうございました。
作者からの返信
刹那さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、どうもありがとうございます!
この気持ち悪い魚の描写のもとになったのは、やはり幼少時の体験でしょうね。祖父が飼っていた錦鯉に餌をやらせてもらって、鯉の口の中にしばしば指を突っ込んでいたという (^^;) 刹那さまにご指摘されて、体験の積み重ねが自分の表現や思い付きを形作っているのだということを再認識いたしました。
きわどいラインを攻めた展開とおっしゃっていただけるのは、嬉しいです。
コメントをありがとうございました! また、含蓄に富むレビューコメントもありがとうございました。魚と人間とで相通ずるもの、相いれないもの。素敵な視点だと思いました。
魚への応援コメント
小学生男児は馬鹿ですから、捕まえられそうな魚を見つけたら、後先考えず、全身ずぶぬれになるのも厭わず、魚を捕まえようとしますねえ。捕まえた魚をどうするつもりなんでしょう。家に持って帰るつもりかな?しかし、家に帰ったら親からこっぴどく叱られるのが目に見えています。
・・・家に帰る?はたしてこの子は無事に家に帰ることができるのでしょうか?
指に食いついた重い大魚。水に戻せば魚が口を開いて、この子は助かるかもしれません。しかし、指に食いついたまま、この子を水中に引きずり込んでしまうかも。そう思わせる不気味な魚です。
ホトトギスの鳴き声と桐の花の香り・・・少年の絶望が予感されるラストでした。
作者からの返信
変形Pさま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
そうです。小学生って(男子はとくに、かもしれませんが、女子も)動くものに反射的に飛びつくところがありますよね (^^;) この子も、やらかしています。捕まえてどうするつもりなのか? もちろんノーアイデアです。おそらく今すぐ家に帰れたとしても、六時の約束には間に合わないでしょう。しかも全身ずぶぬれ。両親にこっぴどく叱られるのは必至です。
それより、そうなのです。この子、帰れないんじゃないでしょうか。魚がすんなり指を放すとも思えず。水に戻そうにも異様に重たくて動けない……詰んでます。
コメントをありがとうございました。星でのご評価も励みになります!
魚への応援コメント
『魚』を探してくださってありがとうございました。
思えば魚は、見かけると妙に興奮しますね。
特に自然の中で見つけたときには……。
緻密な風景の描写が魚のもつ魅力と怪しさを一層引き出し、存分に味わうことができました。
『魚』を探してくださってありがとうございました。ありがとうございました。
作者からの返信
千織🐟山羊座文学さま
こんにちは。このたびは素敵な自主企画に参加する機会を与えてくださり、どうもありがとうございました。企画も素敵なら、集まった『魚』たちも素敵ですね。
魚には、陸上の生き物とは少し違ったイメージを持つ人が多いと思います。自然の中で見かけると、思わずとびかかって捕まえたくなる、なぜかそんな本能を刺激してくるところも、また、あると思うのです。
今回、そうやって彼/彼女がとびついた存在は、どうやら通常の魚ではなかったようです。日常から少しだけ逸れたところで遭遇した池、そこで見つけた魚なら、そんなこともあるかもしれない。そんな雰囲気を感じていただけたなら本望です。
お読みいただき、コメント、レビューコメントまで書いていただき、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
魚への応援コメント
これはコイ科のお魚なのでしょうか。水面でエサを求めて、いっせいに口をパクパクしている、あの感じの巨大魚を想像してしまいました。魚なので本当にまばたきしたのか、そう見えただけなのかわかりませんが、人間を少し思わせる様子も薄気味悪さがありますね…。
作者からの返信
平手武蔵さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、ありがとうございます。
この魚の、少なくとも口は、ご指摘のようにコイのイメージです。水面で餌を求めてパクパクやっているときに口の中に指を突っ込むと、何とも気持ち悪いんですよね (^^;)
ほとんどの魚はまばたきしませんね。フグやマンボウ、サメの種類に保護の目的で目を閉じるものもいるそうですが、例外的です。それも、周囲の皮膚や筋肉が同心円状に収縮したり、あるいは瞬膜で覆ったりと、いわゆる「まばたき」をするわけではなさそうです。人間のようにまばたきする魚を見たら、違和感にぞっとするんじゃないかと思います。
コメントをありがとうございました。また星でのご評価も感謝いたします。
魚への応援コメント
これは夢の中なのでしょうか、それとも現実なのでしょうか?
現実でも怖ろしいですが、「むしゃくしゃ」する葛藤が夢の中に具現化したのがこんな魚だとしたら、それもそれで怖ろしいです……。
作者からの返信
武江成緒さま
こんにちは。拙作へお越しくださり、どうもありがとうございます。
葛藤が夢のなかで具現化したものが、あの得体のしれない魚! これは今までにない解釈で、とてもわくわくしました。いや、この子、ゲームの勝敗でどれだけむしゃくしゃしているんだか、恐ろしくなりますね (^^;)
コメントをありがとうございました。また美しいレビューコメントまで書いてくださり、こちらもお礼申し上げます。あの武江成緒さまにホラーの描写力をお褒めいただけるのはなんとも面はゆく、陰でこっそり小躍りしています。