私と輪舞~ロンド~
@Sumiyoshi
貴方に捧げる輪舞
きっと私達はとっくに出逢っていた。
いつの時代にも。
川の流れに浮かぶ葉のように、ついたり離れたりしながら。
いつの事か、私はふとした拍子に
違う時代を垣間見ることができるようになった。
そのどれもに貴方は存在し私を護ってくれた。
あるとき、貴方は大病を患った。
入院して、難度の高い手術を貴方は乗り越えましたね。
慣れない、白い衛生的な部屋に息が詰まったのでしょう。
私の携帯が鳴りました。
私は仕事帰りに病院へ向かう途中だった。
ぶっきらぼうだけれど、優しい声。
本当の父親のように思っていました。
震災。
貴方から生きる力を奪っていった。
みるみるうちに足腰が弱くなり
言葉にはしなかったけど、心配だった。
ある日、また私の携帯が鳴りました。
危篤のしらせ。
失った貴方の存在は大きく
誰も埋める事はできなかった。
あれからもう14年になる。
せめて、恥ずかしくない生き方をして
また出逢った時に褒めてもらえるようにしよう。
一番尊敬するあなたへ
私と輪舞~ロンド~ @Sumiyoshi
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