場面を想像すると、自然と頬が緩んできます

 「動物」×「ちっこい妖精」。この組み合わせがもう正義すぎます。

 とある一匹の猫さんが、「とら」と呼ばれて妖精さんたちのもとに連れて行かれる。

 妖精さんたちは「伝説の猛獣」ということにし、それを捕らえた妖精に褒美として猫さんを与えることに。

 そして、猫の背中に乗ってしまう妖精さん。組み合わせが可愛らしい。

 伝説によれば、イギリスの方に住む妖精さんは「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク(短足なイッヌさん)」を乗り物として利用するとか。

 本作はとにかく「ほのぼの」とした空気が味わえるのが大きな魅力です。
 「とら」として妖精さんの乗り物的なパートナーとなった猫さん。王国も平和でのんびりとした民家が立ち並ぶのみ。

 ここには優しい世界がある。場面を想像するだけでほんわりした気持ちになりました。