必要に応じて導入する舞台装置

もしこのルールを採用するにあたり、特別な舞台装置が必要であると考える場合に使える世界観補強のデータを掲載しておきます。


・移動工房『ニ・ダッキ・ダ』

 魔動機文明の遺産として発掘された巨大なマギスフィアを核として動く四足歩行の象などの動物の形をした動力車と、それに牽引された7つの工房車で構成された移動工房です。

 魔動機文明時代前半に少数ながら稼働実績があり、時代が進み飛行船が主流になると速度の優位性に負け廃れていったものが発掘されて利用されています。


 現在ではそれぞれの工房は第1工房から順番に、

ア・ノーテル

ドー・キティ

ロ・バルク

カ・ベセク

サ・クームル

スィ・チッタ

ゼー・タクム

 と呼ばれています。

 それぞれの工房は移動先での販売実績を競い合い、切磋琢磨する関係です。

 (商売敵、という表現もありますが、少なくとも『ニ・ダッキ・ダ』の内部では商売敵という言葉はポジティブな意味で使われているようです)


もともとは7人のドワーフと1人のグラスランナーの8人で始まったとされている(諸説あり)ようですが、今では1つの工房に20人以上、動力車の人員も含めれば200人以上の大所帯です。


 主な乗員は動力車を動かす機関主、工房所属の職人、彼らの身の回りの問題を解決する冒険者です。


 工房車には工房と生活空間があり、衣食住に困ることは基本的にありません。

(普段の食生活は保存食であることは否めませんが、工房車によってはキッチンがあり、専属の調理師が食材を毎日調理していることもあります)


・優遇種族

 ありません。『ニ・ダッキ・ダ』はくるものを拒みません。


・被差別種族

ありません。が、敵対的な個人を良しとはしません。


(ゲーム的には蛮族PCも許容される土壌です。ただし、これは移動工房の内部の話なので、商売に出た時に他の土地で蛮族PCが無条件に歓迎されることを保証するわけではありません。ナイトメアやウィークリングなどの被差別種族、蛮族PCなどの敵対的種族を用いてプレイする場合はPLとGMは適切な話し合いの元、ゲームプレイをするべきです)

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