夏目碧央の長い一日~大阪・関西万博ボランティア面談~

夏目碧央

第1話 面談初日

 私は万博(万国博覧会)が大好きで、ちょっと詳しい。

 実は、大学の卒論テーマが万国博とジャポニズムについてで、もう忘れてしまった事も多いが、普通の人よりは万博について詳しいと思う。研究したのは1970年の大阪万博までで、それ以後の万博にはあまり詳しくない。ただ、1985年のつくば科学万博や2005年の愛・地球博には実際に足を運んだ。万博は大好き。だから、2025年の大阪・関西万博のボランティアに応募した。

 ボランティアには予想以上の応募があり、抽選になった。幸い抽選に当たり、会場ボランティアをやらせてもらえる事になった。そして、2024年6月27日から面談が始まる事になった。大阪のボランティアセンターに行かなければならない。因みに私は今、東京に住んでいる。

 面談の日を予約するにあたり、ブログに書く為に、とにかく早い方がいいと思った。どうせなら初日でということで、6月27日金曜日に予約する事にした。時間は、午前中の家事を終えてから出かける事にして、15:30~16:50の回にした。

 予約をしたのが1週間前。日帰りなのでそれほど準備も必要ない。大阪へのとんぼ返りは経験済みだし(参照→第二の人生への過渡期~初めて救急車を呼んだ出来事~)、終わってから観光でもしようかと、古いガイドブックをちょっと見たくらい。行った事のない鶴橋へ行ってみる事にした。

 ただ、後から新幹線は高いという事に気づいた。1か月先の日を予約すれば飛行機の方が安かったし、長距離バスという手もあった。だが、もう予約してしまったし、やはり早めの日程という線は譲れない。長距離バスは時間がかかる。私は特に長時間椅子に座っているのが苦手なので、辞めておいた。もういい、新幹線にしよう。


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