妖精によって取り換えられたふたりの、数奇な人生

昭和の時代には、「子どもの取り違え」はしばしば起きていたといいます。もちろん意図的ではなく、医療体制が整っていなかったが故のミスでした。

しかし本作では、意図的な取り替えが行われます。そうして育てられた子どもは、育ての親の世界と生まれの親の世界、どちらの味方をするのかでしょうか彼らは己の人生に後悔はなかったのでしょうか。

短いながらも、色々と考えさせられる作品でした。